地方競馬の八百長事件&警戒すべき競馬場ランキングを発表!!そこから見えた予想に使えるサインとは?
どうも。競馬口コミダービー管理人の木口だ。
地方競馬を楽しむにあたって、昔からまことしやかに言われている噂が八百長の疑惑についてだ。
地方競馬は売上的に中央ほどではない分、資金繰りのために八百長が行われているという都市伝説があり人によっては八百長があることを前提として予想をする者までいる。
そこで今回はそんな地方競馬での八百長で、過去実際に問題になった八百長騒ぎや八百長の可能性が高いとされている地方競馬会場をランキングにしてみた。
そこからわかる八百長が実際に行われているという可能性や、本当に八百長が行われているとしてそれが予想の精度を高めるまでの要素になるかを深堀りしていきたい。
- 八百長事件ランキング
- 八百長騒ぎの
多い競馬場ランキング - 八百長が行われる
その理由を推察 - 八百長のサインとは?
予想に活かせるものなのか
八百長疑惑の多い地方競馬場ランキング
今回、ネット上で八百長の疑惑が多かったり、過去に実際に八百長が発覚した会場にかなり偏りがあったのでそれすべてをまとめてランキングにしてみた。
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順位と 会場 | 詳細 | 事件や 代表的な話題 |
---|---|---|
1位 笠松競馬 | 過去に八百長騒ぎが起こり、刑事事件に発展。 | 75年の刑事事件にまで発展した八百長事件。 さらに20年にも刑事事件に発展した八百長騒ぎあり。 |
2位 金沢競馬 | ネット上で疑惑の議論が見られる。 | 2chやブログでの告発。 そして沖ダイブなどネットでの話題多数。 |
3位 高知競馬 | 時折、レース結果に関する疑問が出る。 | 1981年に反社会勢力も加担している八百長事件が発覚。 所属騎手7名の免許剥奪などあり。 |
4位 名古屋競馬 | レースの展開に関して疑惑が出る。 | 22年元旦の1レースで炎上レベルで 八百長がささやかれるなど。 |
5位 園田競馬・姫路競馬 | 兵庫というくくりでこの2会場は 疑惑の対象になりやすい。 | 21年の吉村騎手のヤラズによる騎乗停止処分や 細かい八百長疑惑がネット上では耐えない。 |
6位 帯広(ばんえい)競馬 | 独特の競馬形式で、裏のやり取りも度々うわさされる。 ただし、ばんえいは普段から馬が止まったりする分、判断がむずかしい。 | 実際に2016年に刑事事件に発展。 |
7位 門別競馬 | 北海道ということもあり、ばんえいと並び八百長の疑惑が話題に上がる。 異常オッズが話題になることあり。 | 21年の単勝415倍が決着後低配当に。 |
8位 盛岡競馬・水沢競馬 | 一部八百長疑惑が出ることもあるが、数や話題性で言えば 他の会場ほどではない。売上の低さや累積赤字によるものか。 | ネット上で細かくは出てくるが、 明らかに怪しいという事例はなし。 |
9位 浦和・船橋・大井・川崎 | 南関4会場ということで売上は高いはずだが、 その盛り上がりと比較して八百長疑惑が上がる割合は少ない。 | 浦和競馬の山崎誠士騎手の騎乗が不適切と判断した事例。 船橋競馬での小杉亮騎手の騎乗停止など。 |
10位 佐賀競馬 | 目立った報道や話題はまれにあるが それ自体もまったく盛り上がらない。 | – |
長い地方競馬の歴史の中で、八百長が事実だったと公式が認めた事例は実は少ない。
なので今回は「実際に公式の認めた八百長騒ぎ」>「ネット上で騒がれている”規模”」>「ネット上で騒がれている”数”」という順番でランキングを作っているのであくまで目安程度にしておいて欲しい。
まとめてみてわかった傾向だが、南関競馬はその売上がそれ以外の会場に比べてかなり大きいのもあって八百長が入り込む隙間がないのか疑惑の数や規模は売上に対して少なめ。
それに対して南関以外の会場では疑惑がある会場ではとことん多く、その規模も大きめ。
もし八百長があるとしたら上位の会場では確かに予想の要素に組み込めるかもとは思えるほどだったのでこのランキングを参考にしてみるのもありだろう。
八百長事件ランキング
八百長の代表的な事件をランキングにしてみた。
基本的には公式が事実と認めたり、刑事事件に発展した八百長確定のものをランキング化したが、ネット上でほぼ事実として取り上げられるものに関しても注釈付きでまとめているので確認してみてくれ。
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順位 | タイトル | 日時 会場 | 詳細 |
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1位 | 地方競馬最大級 騎手の所得隠しで発覚した 笠松競馬の八百長事件 | 2020年 笠松 | 3人の騎手と1人の調教師が馬券による所得隠しをしていることが発覚。 それにより岐阜県系により強制捜査。八百長の事実が認められ4人は書類送検。 |
2位 | 刑事事件にまで発展! 帯広ばんえい競馬の 代理購入・八百長事件 | 2016年 帯広 | 1人の騎手と9人の馬券購入が発覚し略式起訴。 行政処分と賞典停止、免許失効などの措置が行われる。 |
3位 | 当時あの中央の 八百長事件 | 1975年 笠松 | 騎手や調教師を含む複数の関係者がレースの結果を操作していたことが明らかに。 調査の結果、反社会勢力の存在や覚醒剤の取り引きまでされていたことが発覚。 |
4位 | 怪文書が出回った 地方騎手の 自殺さわぎ | 2022年 園田 | 園田競馬所属の騎手が軽自動車で練炭自殺して騒ぎになった。 車内のケータイには「僕には味方がいない」というメモが残され、 |
5位 | 2chで八百長予告? 金沢競馬の 八百長告発さわぎ! | 2013年 金沢 | ネット掲示板で「本日金沢9Rで八百長があります。」「1番人気4番、5番人気2番がわざと負けます。」と 書かれ実際にその通りになり騒ぎに。さらにこの告発した人物が過去のレースの怪しいデータをすべて掲載したブログを作成。 地元新聞でも報道されたが、金沢競馬は当該の事実はないと発表している。 |
6位 | 露骨過ぎる! 沖ダイブとネットでいじられるほどの 飛び降り事件 | 2012年 金沢 | 1着争いをしていた沖騎手が突如落馬。 その様子は飛び降りどころか、明らかに故意にダイブしているようにも見え、 沖ダイブで調べるとその時の動画が際限なく出てくるほど話題に。 八百長の事実の裏付けはされていない。 |
この他にも記録の古いものなら大量に出てくるが、その時の再発防止運動などの努力もあってか現在は数自体はかなり少なくなっている。
しかし、1位に輝いた八百長事件はここ数年の話で、今でも全国的に八百長の疑惑が話題に挙がらないことはない。
現在も八百長が行われている可能性は否定できないので、予想をする際は気をつけておこう。
八百長のサインを見極める!6つのチェックリスト
冒頭で「競馬ファンの中には八百長が行われる前提で予想する者もいる」と述べたが、実際そういった競馬ファンはどこに八百長の可能性を見出しているのか。
そのサインとして代表的なものを6つまとめてみたので参考にしてみて欲しい。
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サイン一覧 | 詳細 |
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オッズの急激な変化 | 一般的なオッズの推移を辿らず、変動幅が異常な買い目を見つける。 時に地方競馬は5倍から2倍などいきなり変動する際は注意。 |
特定の馬の 賭け金の異常集中 | 買い目単位ではなく、馬単位で異常な賭け金の変動が見られることも。 特にその馬が不利な条件なはずのレースでのオッズ上昇は注意。 |
レース前の馬の行動の変化 | 出走直前のパドックやウォームアップ時に特定の馬が通常と異なる行動を見せる時は注意。 異常に興奮状態にあったり、いつもより冷静なときも要注意だ。 |
騎手の戦略の著しい変化 | 先行馬が急に後方スタートになるなど予想される戦略と明らかに異なるレース運びが見えた時は注意。 |
関係者の異常な言動 | 競馬関係者が特定のレースや馬について話す時に、普段とは違う自信や不満を覗かせる場合。 または関係者間での不自然なやり取りや、予想外の情報交換がある場合。 |
成績の急変 | 前走での成績が明らかにおかしい場合。 2つ前の成績まで見る必要性がある。 |
これらのチェックリストは1つよりも複合的に組み合わさることでさらに八百長が起こる疑念が深まる。
これを使って八百長自体を断定できず、あくまでネット上で流布される八百長の傾向から作成したリストなので参考程度に活用してみてくれ。
八百長事件&会場危険度ランキングまとめ
ここまで読んだ方に念押しをしたいのが、八百長は公式が認めたもの以外はあくまで疑惑止まりだということ。
ネット上で騒がれているものの中には、負けた腹いせで悪く言っているだけのケースも多々あり八百長だと騒ぎすぎるのはご自身の予想の勘がブレる原因にもなる。
掲示板などでささやかれる内容に関してもレースが終わってからの後出しのものが多いのでその真偽は確かめようがないだろう。
なのでもし、八百長がありそうなレース、もしくは八百長までいかずともヤリヤラズが行われそうなレースを探るのであれば、上記チェックリストと関係者情報をメインに活用している競馬予想サイトの買い目などを参考にするようにしよう。