ダノンデサイルの次のレースの出走予定は?なんJでの評価や血統・主戦騎手などを徹底解説!
どうも。競馬口コミダービーの管理人の木口順一だ。
今回はダノックス軍団2024年3歳馬組の伏兵「ダノンデサイル」について紹介したいと思う。
馬名 | ダノンデサイル / Danon Decile |
---|---|
生年月日 | 2021年4月6日 |
鞍上経験 | 横山典弘 |
脚質 | 先行 |
生産者 | 社台ファーム |
馬主 | ダノックス |
調教師 | 安田翔伍 (栗東) |
成績 | [2-0-0-2] |
獲得賞金総額 | 5,313万円 |
POG獲得ポイント | 5,260 |
父 | エピファネイア |
母 | トップデサイル |
母父 | Congrats |
近親馬 | トップザビル、スタティスティクス |
ダノックスで言えば今年最注目の牝馬、レガレイラを倒した唯一の競走馬ダノンエアズロックが注目されがちだが、そこに京成杯勝利で一気にダノンデサイルも3歳馬最強に突如名乗りを上げた。
そんなダノンデサイルのここまでの実績と今後の可能性について徹底的に調べてみた。
- 次走予定・ローテ
- なんJでの評価からわかること
- 産駒・血統からわかる
ダノンデサイルの
ポテンシャル - 主戦騎手は誰か
乗り替わりの可能性はあるのか - 馬主・オーナーの経歴から
ダノンデサイルの
今後の可能性を探る
ここまでダノンデサイルがどんな道を歩んできたのか、そして今後2024年3歳牡馬最強にもなりうると言われているその可能性について解説。
ぜひ最後までご覧いただきたい。
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順位 名前 | 概要 | 成績 的中率 | 利益 平均利益 回収率 | 投資金額 平均投資 |
---|---|---|---|---|
1位 | 8万円以上の | 4戦4勝0敗 的中率100% | +261,300円 753.3% | 40,000円 |
2位 | AI予想とプロ | 16戦12勝4敗 的中率75% | +830,600円 平均+51,913円 623.4% | 156,000円 平均9,750円 |
3位 | 配当特化の | 4戦4勝0敗 的中率100% | +434,500円 平均+108,625円 1186.3% | 40,000円 平均10,000円 |
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ダノンデサイルの次走は?(2023年2月9日更新)
それでは改めてダノンデサイルの紹介をしていこう。
ダノンデサイルは2024年4月14日(日)の芝2000m、G1の皐月賞に出走予定!
京成杯勝利から皐月賞直行と言えば、去年のソールオリエンスが記憶に新しいだろう。
ソールオリエンスは皐月賞を見事勝利、ダノンデサイルはこれに続くことができるだろうか。
すでに出走を決定しているのは2歳マイル王のジャンタルマンタル、まさかの牝馬での参戦レガレイラ、シンエンペラーやサンライズジパングなど注目馬揃い。
今後も各発表から発表があり次第更新していくので見逃さないようにしていてくれ!
ダノンデサイルはここまで4戦2勝!
ダノンデサイルの今までの成績をまとめた一覧はこちら。
日付会場 | レース名 距離 | 人気 | 着順 | 騎手 | 勝馬 (2着馬) |
---|---|---|---|---|---|
2023年10月09日 東京05R | 2歳新馬戦 芝1600m | 3番 人気 | 4着 | 横山典弘 | ファビュラススター |
2023年10月28日 京都08R | 2歳未勝利 芝1800m | 5番 人気 | 1着 | 横山典弘 | シルヴァリームーン |
2023年11月25日 京都11R | 京都2歳S【G3】 | 11番 人気 | 4着 | 横山典弘 | シンエンペラー |
2024年01月14日 中山11R | 京成杯【G3】 芝2000m | 5番 人気 | 1着 | 横山典弘 | アーバンシック |
現在4戦2勝。
それではここからはなぜダノンデサイルが注目されているかを今までのレースを時系列で振り返りながら解説していく。
未勝利戦で抜け出し勝利!
雨の新馬戦で思うように結果の出せなかったダノンデサイルの2戦目。
前走の結果もあり、10頭立てで5番人気とこの時点でそこまで注目されていなかったことがわかる。
スタートから先頭は団子状態、そのまま直線にもつれ込む。
ラスト残り100mあたりで一気に抜け出し勝利した。
この時点で注目こそされていなかったことが掲示板なだの声からわかる。
しかし、勝ち方としては好内容、2024年の活躍には遠くまだまだ序章といった印象だった。
京都2歳Sで惜しくも4着
次に向かったのは京都2歳S。
前走の未勝利戦も京都で相性が良いと陣営も判断したのだろう。
スタートは若干出遅れ、後方からのスタート。
外から追い込みをかけ猛追するも、仕掛けきれずの4着という結果に。
とは言え、11番人気からの4着ということでネット上での印象もこのレースで一変。
騎手も落胆というわけでもなく、レース後コメントでは「よく頑張った。まだ若いしこれからだね」と前向きなコメントを残している。
京都2歳Sの雪辱を晴らす!京成杯で重賞初V!
2024年、再始動に選んだのは中山芝2000mの京成杯。
レースの格もあるにはあるが、前走の走りを評価されてか、今回は5番人気。
今回は問題なくスタートを切り、中断5番手のまま最後の直線へ。
前が粘る中、ダノンデサイルが外からガンガン脚を使う。
そのまま力強く抜け出し勝利を手にし初の重賞Vとなった。
これに鞍上の横山典弘さんは「まだまだこれからの馬ですよ。頑張ってもらいたいです。」とコメント。
陣営からはクラシックの先まで見通しているとのことなので今後が楽しみだ。
なんJなど掲示板ではじわじわ評価が上がっている
ダノンデサイルは競馬ファンからどのように評価されているのか調べてみた。
競馬好きの集まる5ch(旧2ちゃんねる)のなんでも実況版、通称なんJで検索して見つけたスレッドの内容をまとめてみた。
なんJでの評価まとめ
- ノリがすごい
気に入ってるな - 京都の時の最後脚えぐ
- 期待してるけど
ノリさんでいいのか - エピファは結局
期待しちゃうな - あーエピファだから
ノリなのか - アンカツの解説で
笑った - 久々にノリでG1狙えそうな馬
- エアズロックよりこいつ
- レース中にボロって
マキバオーかよ
個別の記事、というよりは注目している馬はどれか、というスレにちらほら名前が挙がるという感じ。
やはり紆余曲折ありながら良化していっているダノンデサイルはまだまだこれからの馬ということなのだろう。
ここまでの成績を見てもじわじわ人気しはじめているので、なんJなど掲示板の評価も見逃さないようにしておこう。
クラシック好走の可能性は十分あり?血統からポテンシャルを深掘り
ダノンデサイルがなぜこれまでの結果を出せたのかを血統から深掘りし、さらに今後どんな走りを見せてくれるか、その可能性についても紹介したいと思う。
まずは血統の主要要素になる父エピファネイアの特徴をまとめてみた。
特徴
- 適正距離は短中距離から
長距離と広め - 成長は普通
- 両周り得意
- 芝適性
- 気性難あり
距離適性は1800mから3000mとかなり広め。
2000mで結果を出しているダノンデサイルだが、今後の調教次第でさらに長い距離を走れる可能性もあるしなんならここまで結果の出せていないマイルまででもさらなる可能性は見いだせるかもしれない。
あとは気になるのはエピファネイアは気性難を抱えていたという点。
それにより徐々に結果を出せなくなっていった現役時代だったが、このマイナス要素はどの程度遺伝するものなのか。
それではこれらの懸念や可能性をさらに探るべく、兄弟馬の成績も確認してみよう。
エピファネイア産駒で賞金獲得総額の高い10頭の性別、距離適性、主な勝鞍をまとめてみたので確認してみてくれ。
馬名 | 性別 生年 | 距離適性 | 主な勝鞍 | 生年 | 母 | 母父 | 獲得賞金総額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
エフフォーリア | 牡馬 2018年 | 中距離・中長距離 | 21’有馬記念(G1) | 2018年 | ケイティーズハート | ハーツクライ | 4億6,878万円 |
デアリングタクト | 牝馬 2017年 | 短中距離・中距離・中長距離 | 20’優駿牝馬(G1) | 2017年 | デアリングバード | キングカメハメハ | 4億4,952万円 |
イズジョーノキセキ | 牝馬 2017年 | 短中距離・中距離・中長距離 | 22’アイルランドT府中牝馬S(G2) | 2017年 | キングダンサー | キングカメハメハ | 1億6,480万円 (中央) /2億4,218万円 (地方) |
アリストテレス | 牡馬 2017年 | 中距離・中長距離・長距離 | 21’アメリカジョッキークラブC(G2) | 2017年 | ブルーダイアモンド | ディープインパクト | 3億5,163万円 |
ジャスティンカフェ | 牡馬 2018年 | 短中距離 | 23’エプソムC(G3) | 2018年 | カジノブギ | ワークフォース | 3億3,284万円 |
サークルオブライフ | 牝馬 2019年 | 短中距離・中距離 | 21’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) | 2019年 | シーブリーズライフ | アドマイヤジャパン | 3億2,219万円 |
オーソクレース | 牡馬 2018年 | 短中距離・中距離・長距離 | 20’アイビーS(L) | 2018年 | マリアライト | ディープインパクト | 3億450万円 |
テンハッピーローズ | 牝馬 2018年 | 短距離・短中距離 | 22’フリーウェイS(3勝クラス) | 2018年 | フェータルローズ | タニノギムレット | 2億9,932万円 (中央) /125万円 (地方) |
クラヴェル | 牝馬 2017年 | 短距離・短中距離 | 20’三面川特別(2勝クラス) | 2017年 | ディアデラマドレ | キングカメハメハ | 2億6,634万円 (中央) /252万円 (地方) |
スカイグルーヴ | 牝馬 2017年 | 短距離・短中距離・中距離 | 21’白秋S(3勝クラス) | 2017年 | アドマイヤセプター | キングカメハメハ | 2億6,484万円 |
産駒の距離適性は馬ごとに違い、エピファネイア産駒はこの得意距離の見極めがキャリアにかなり影響しそうだ。
ダノンデサイルは当初はマイルのレースに出走していたが、ゆっくり距離を伸ばし現在の結果に結びついている。
よく言えばエフフォーリアやアリストテレスに近いと言えるので、今後さらなる良化が見られる可能性は血統面で見ると大きい。
これなら皐月賞はもちろん、クラシックなら菊花賞までも余裕で圏内、あとは気性難を上記の兄弟馬はなかったか解消できているのでダノンデサイルにも期待したい。
主戦騎手は横山典弘さん
古くはメジロライアン、最近ではゴールドシップなど誰でも知っている歴代の名馬の鞍上も務めた超ベテラン。
最近では年で別成績だけで見ると勝率順位は落としてしまっているが、今も毎年重賞で勝利している。
最近で言えばダノンデサイルと同じくエピファネイア産駒のクラヴェルを何度も重賞で馬券内に導いている。
鞍上としてベスト、というわけではないが経験は十分、ダノンデサイルを名馬の道を歩ませてくれることを期待したい。
調教師は安田翔伍さん
ダノンデサイルを担当する調教師は安田翔伍さん。
これまで管理してきた競走馬をまとめてみたので確認してみてくれ。
馬名 | 性別 生年 | 主な勝鞍 | 賞金総額 |
---|---|---|---|
オメガパヒューム | 牡馬 2015年 | 東京大賞典 | 2億1,082万円 (中央) 5億4,125万円 (地方) |
ワンダーリーデル | 牡馬 2013年 | 19’武蔵野S(G3) | 2億3,198万円 (中央) 405万円 (地方) |
ジャスティンカフェ | 牡馬 2018年 | 23’エプソムC(G3) | 2億924万円 |
オメガレインボー | 牝馬 2016年 | 23’ポラリスS(OP) | 2億500万円 |
キングオブコージ | 牡馬 2016年 | 22’アメリカジョッキークラブC(G2) | 2億50万円 |
カレンルシェルブル | 牝馬 2018年 | 23’福島民報杯(L) | 1億3,756万円 |
クラヴェル | 牝馬 2017年 | 20’三面川特別(2勝クラス) | 1億525万円 |
サンライズウルス | 牡馬 2018年 | 22’ベテルギウスS(L) | 9,651万円 |
オメガラヴィサン | 騙馬 2015年 | 19’木津川特別(1000万下) | 8,713万円 |
ダノンシーザー | 牡馬 2012年 | 15’舞子特別(1000万下) | 8,529万円 |
代表はなんと言ってもダートで大暴れした東京大賞典勝利馬のオメガパフューム。
しかし、この馬は安田さんにとっての初重賞勝利馬であり、ここから担当した馬がオメガパフュームを超えれていないというのも事実。
ダノックスが有力な馬を安田さんに預けているというデータもないので、ダノンデサイルの今の躍進は想定外だった部分もあるかもしれない。
どちらにせよ安田厩舎にとって追い風なことに変わりはない。
慎重に調教とローテを決めてもらい、ダノンデサイルをG1勝利馬にまずは導いてもらおう。
管理・馬主はダノックス
現在までにダノックスが保有していた主な競走馬を、獲得賞金総額トップ10までまとめてみた。
馬名 | 性別 生年 | 主な勝鞍 | 賞金総額 |
---|---|---|---|
ダノンスマッシュ | 牡馬 2015年 | 21’高松宮記念(G1) | 5億8,435万円 |
ダノンキングリー | 牡馬 2016年 | 21’安田記念(G1) | 5億1,505万円 |
ダノンシャーク | 牡馬 2008年 | 14’マイルCS(G1) | 4億8,677万円 |
ダノンプレミアム | 牡馬 2015年 | 17’朝日杯フューチュリティS(G1) | 4億1,812万円 |
ダノンファンタジー | 牝馬 2016年 | 18’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) | 4億190万円 |
ダノンカモン | 牡馬 2006年 | 14’名古屋大賞典(G3) | 3億3,305万円 (中央) /4,269万円 (地方) |
ダノンレジェンド | 牡馬 2010年 | 16’JBCスプリント(G1) | 1億352万円 (中央) /2億6,396万円 (地方) |
ダノンバラード | 牡馬 2008年 | 13’アメリカジョッキークラブC(G2) | 3億2,907万円 |
ダノンザキッド | 牡馬 2018年 | 20’ホープフルS(G1) | 3億1,861万円 |
ダノンベルーガ | 牡馬 2019年 | 22’共同通信杯(G3) | 2億3,486万円 |
ダノックス管理の馬は全体的に2歳の若い内に結果を出す馬、もしくはマイル路線で花を咲かす馬が多いイメージでダノンデサイルの現在の路線を考えると若干ミスマッチな印象を抱くのも正直なところ。
事実、毎年クラシックに挑む馬自体が少なく、5大クラシックもいまだ未勝利。
ダノンデサイルが皐月賞を決めたこと自体もここまでの距離を考えると当たり前の話ではあるが、それでもダノックス的には例外的なキャリアを歩んでいることがこのことからわかる。
めきめきと走りの良くなってきているダノンデサイル、牡馬の主役不在と言われている2024年のクラシック戦線で消極的になることなく、大舞台を制してもらいたいところだ。
叩き上げのダノンデサイルの今後は?
ここまでの血統や成績、騎手やオーナーなど様々な面で紹介してきた。
じわじわと結果を出してきたダノンデサイル、今後にも期待はできるが陣営などを考えると不安点は少なからずある。
そんな状況に負けず、今年の名馬として名を轟かせて欲しいところだ。