エフフォーリアが心房細動で競走中止!これまでと引退後の種牡馬としての現在に迫る
2023年2月14日、競走馬のエフフォーリアの引退が発表された。
G1レースでも3勝した経験を持つ有名馬でファンも多かった分、今回の突然の引退報道でショックを受けた方もいるだろう。
今回はそのエフフォーリアがどんな馬で、引退後についてどうなるかまで解説したいと思う。
エフフォーリアのプロフィール
欧字表記 | efforia |
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品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生年月日 | 2018年3月10日 |
登録日 | 2020年8月23日 |
父 | エピファネイア |
母 | ケイティーズハート |
母の父 | ハーツクライ |
生国 | 日本(北海道安平町) |
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | (有)キャロットファーム |
調教師 | 鹿戸雄一(美浦トレセン) |
調教助手 | 成田雄貴、水出大介 |
装蹄師 | 山本正人 |
タイトル | JRA賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬 |
生涯成績 | 11戦6勝 |
獲得賞金 | 7億7663万6,000円 |
WBRR | I124 – L124 / 2021年 |
得意距離 | 芝1800m、芝2000m |
脚質 | 先行、または好位差し |
誕生から入厩前までは印象がないと言われ続けていたエフフォーリア。
しかし、G3共同通信杯での勝利を皮切りに引退までに11戦6勝を記録し、生涯獲得賞金は7億7663万6,000円にも上る。
この記録は2021年の賞金ランキングぶっちぎりの1位を獲得したほどだ。
2022年の有馬記念では5着と破れたが、2023年に入りまだまだ期待されていた馬だった。
そんなエフフォーリアに悲劇が起こる。
京都記念での競走中止から電撃引退まで
2023年2月12日、エフフォーリアは京都記念に出走していた。
復調の兆しを見せていたこのレースでのオッズは、1番人気のドウデュースについで2番。
好スタートを切りいい位置で先行していたが、問題が起きたのは第4コーナー。
ドウデュースが猛然と追い込みを掛ける中、3着に位置していたエフフォーリアを突如失速。
その異常を察した横山武史騎手は下馬し、そのまま競走中止となった。
エフフォーリア… pic.twitter.com/FErTqT5MVm
— 裕也 (@mino372931) February 12, 2023
原因は心房細動、心臓が正しいリズムで動かなくなる不整脈のことを指す。
これがレース中の発症すると血液が体に送れなくなり、急速に失速するという。
13日には心電図の数値も正常に戻っていたが、調教師の鹿戸、クラブ、生産者の間で協議が行われ14日に電撃引退の報道が流れた。
心房細動はソーヴァリアントやネーハイシーザーなどの有名馬にも見られた症状だ。
しかし、一時的な場合が多く、基本的に治るものという認識が一般的で、上の2頭もその後レースに復帰している。
今回のエフフォーリアも次の日には問題なく治っていたようだが、それでも今回引退を決意したのは他にも問題や課題があったのかもしれない。
鹿戸調教師も「残念だが今後のことを考えて引退させようという決断になった」と語っている。
エフフォーリアの産駒や血統について
エフフォーリアはエピファネイア産駒として有名だ。
いわゆるヘイルトゥリーズン系で、あの三冠馬のデアリングタクトなどもこれに属する。
スピード能力が高く、海外競馬でもこのクロス血統を持った競争馬が好走してきた。
ヘイルトゥリーズンは基本は短距離を得意としているが、エピファネイア産駒の場合は少し特徴は異なる。
エピファネイア産駒はマイルからこなすが中距離から長距離を得意とするタイプが多いのが特徴だ。
母方のケイティーズ系の牝系にはヒシアマゾンやアドマイヤムーン、スリープレスナイトなどの重賞勝馬が名を連ねるのにも注目しておこう。
主要騎手は生涯横山武史騎手
エフフォーリアは2歳新馬戦から、引退するまで騎乗は横山武史騎手が担当。
初騎乗から1ヶ月ほどで初勝利し、ウインマリリンをフローラステークスで勝利に導いた。
重賞勝利数は16勝、G1級勝利数は5勝。
評価としては競馬学校の頃は周囲からも下手だと言われていたようだが、4年目で関東リーディングになり調教師からは「今後の競馬界を背負って立つ」と評された。
エフフォーリアの引退時の口コミでの評判
エフフォーリアの引退時のTwitterでの反応をまとめてみた。
改めて確信した。
エフフォーリアは横山武史に競馬の全てを教える運命にあると。G1を勝つ喜び
絶対に負けられないダービーに挑む緊張
惜敗の悔しさ
強敵との死闘
“現役最強”の絶景とプレッシャー
そして、今は低迷期の苦難…“全てはエフフォーリアに教わった”
将来、武史はそう回顧するのだろう。
エフフォーリア引退 勝てば”悲しき競馬マシーン”と呼ばれ、 負けると悪口を言われ… 特別ファンだったわけでは無いけれど、どうしても気にかけてしまう1頭でした。 これまで頑張ってくれた分、今後の馬生がどうか幸せでありますように。 競走馬生活お疲れ様でした!
エフフォーリア電撃引退かぁ。 横山武史騎手と共に人馬一体のコンビで21年度の年度代表馬になるほど強かった。 武史騎手もこの馬に対する思い入れは強かったと思う。 京都記念で中止した後ずっと寄り添っていたのが印象的でした。 最後のレースを目の前で見れて良かった。 本当にお疲れ様でした!
どの馬に対しても、まだまだ次も見られるだろう!といつも勝手に思い込んでいるけど、ラストランを公言してターフを無事に去っていくことの大変さを改めて感じた一件でした。 3歳で挑んだ天皇賞秋を見た時は、あまりの強さに鳥肌が立った事を今でも覚えてます。 エフフォーリア、お疲れ様でした。
マシーンと呼ばれることもあるほどに表情のないエフフォーリアだったが、引退に寄せて莫大な量の好意的なコメントが寄せられていた。
その他にもなんJでの評判もまとめてみた。
- メンタル弱かったけど繁殖集まる?
- 残念
- 早熟に見えるけど怪我のせいだな
厳しい意見も集まりやすいなんJだが、比較的に肯定コメントが多かったように見える。
エフフォーリアの生涯成績は11戦6勝
エフフォーリアは引退までにG1レースに7回出走している。
2021年4月18日 皐月賞 | 1着 |
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2021年5月30日 東京優駿 | 2着 |
2021年10月31日 天皇賞(秋) | 1着 |
2021年12月26日 有馬記念 | 1着 |
2022年4月3日 大阪杯 | 9着 |
2022年6月26日 宝塚記念 | 6着 |
2022年12月25日 有馬記念 | 5着 |
2021年の有馬記念では1着で入線し、年度代表馬の称号も得ていた。
それではこのG1レースの中から、代表的なレースを紹介しよう。
タイトルホルダーやダノンザキッド制した皐月賞で初G1勝利
2021年4月18日、この日はエフフォーリアの初G1である皐月賞の日だった。
2020年のJRA賞最優秀牡馬のダノンザキッドに次ぐ2番人気で、レース中は好位でレースを進めた。
そしてレース終盤第4コーナーの内側から抜け出し、2着のタイトルホルダーを3馬身離して勝利。
史上19頭目の無敗の皐月賞勝利馬などの記録を一気に獲得した。
その後の東京優駿もいけるとノーザンファーム代表はこの時にコメントしている。
秋の天皇賞でコントレイル・グランアレグリアとの三つ巴を制する
残念ながら2021年5月30日の東京優駿は2着で終わり、無敗の二冠は叶わなかった。
そして迎えた2021年10月31日の秋の天皇賞秋。
この時に最終追いきりではベストの調整ができたと横山騎手は言っていた。
エフフォーリアの他に出走するのは2020年の三冠馬のコントレイルや、1200~2000mのGI三冠を狙うグランアレグリアなど。
エフフォーリアはこの2頭の人気に押され、3番人気となった。
レースは道中中団やや前の位置に控え、ゴール手前で1位のグランアレグリアを抜く展開になる。
そこからコントレイルも追い上げてくるが、譲らず1馬身ほど抜けて見事そのまま1着で入線した。
これは先祖であるシンボリクリスエス以来19年ぶりの3歳馬による優勝など、またもや様々な記録を打ち立てることになる。
前走の東京優駿の雪辱を果たし、次走の有馬記念につながることになった。
クロノジェネシスに引導を渡した有馬記念
2021年12月9日に有馬記念のファン投票を歴代最多表を集めて1位になったエフフォーリア。
26日に行われたレースではグランプリ4連覇を目指しラストランになるクトのジェネシスを抑え、1番人気に。
レース中はクロノジェネシスをぴったりマークする形で直線に入った。
最終コーナーからはクイノックス、ボルドグフーシュ、ジェラルディーナらを抜き、うしろに続くディープボンドやクロノジェネシスをも振り切り優勝。
これにより年間最多勝金獲得馬や、年度代表馬の称号を手にした。
エフフォーリアの種牡馬としての今後
エフフォーリアに詳しくない方でも、ここまででどれだけエフフォーリアが優れた馬だったのかを知ることができただろう。
ここからエフフォーリアは種牡馬としての道を歩いていくことになる。
今はまだ父のエピファネイアも種牡馬として現役の中で、どういった動向になるか楽しみだな。
ちなみにエピファネイアの種付けの価格は1回1800万円。
これからシンジゲートでどれくらいの値段がエフフォーリアに付くのか。
早くて次の世代の出走は2026年になるので、それまでエフフォーリアの種牡馬としての活躍は更新していきたいと思う。
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今回記事で紹介した中では、そのレースの人気の通りにいかないものも多数あったろう。
2022年の大阪杯では有馬記念を優勝したのもあって、エフフォーリアは1番人気だったにも関わらず、9着で終わってしまった。
人気の馬のまさかの下位、穴馬の躍進などは素人目にはまず見抜けない。
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