フェブラリーステークス2025の追切評価と全頭診断!SS~Cで調教判定

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年2月23日日曜はG1フェブラリーステークス。

ダートG1の幕開けを告げるこのレースは芝・ダート問わずトップクラスの実力馬が集まる。

毎年、実力馬が盤石の競馬を見せたり、新星の台頭がある今年はどうなるか競馬ファンは頭を悩ましているだろう。

そこで今回は出走馬の追切をまとめ、全頭診断を敢行。

さらに別の記事でまとめている過去10年の傾向も踏まえ、今の「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」までまとめたのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

過去10年の傾向まとめはこちら

フェブラリーステークス2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 出走馬と騎手の
    総合評価&ランク評価
  • 追切情報と
    ランク評価
  • 過去傾向を踏まえた
    「注目馬」「危険な人気馬」
    「穴馬一覧」
  • ペース予測
    展開予想

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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出走予定の登録馬と騎手の評価一覧

出走馬まとめ
  • 本命候補
    エンペラーワケア
    コスタノヴァ
  • 対抗候補
    ミッキーファイト
    ペプチドナイル
  • 穴馬候補
    サンデーファンデー
    サンライズジパング
  • ※右にスクロール可能
枠番 馬番 馬名 斤量 騎手 予想に関する一言
1 1

エンペラー

ワケア

58

横山

武史

左回りマイル適性抜群、

仕上がり万全で軸候補

1 2

タガノ

ビューティー

58

石橋

実力はあるが

詰めの甘さと年齢がネック

2 3 ミトノオー 58

田辺

裕信

距離適性微妙、

現状では入着が精一杯か

2 4

ウィリアム

バローズ

58

岩田

望来

条件不向きも能力は上位、

距離克服がカギ

3 5

アーテル

アストレア

56

横山

典弘

格下感は否めず、

スピード不足で展開不利

3 6

メイショウ

ハリオ

58

浜中

8歳でも底力健在、

展開次第で突っ込む可能性

4 7

サンデー

ファンデー

58

鮫島

克駿

勢いはメンバー随一、

先行争い次第で台頭も

4 8

ドゥラ

エレーデ

58

横山

和生

実力上位もマイル戦が課題、

展開待ちの立場

5 9 コスタノヴァ 58

R.

キング

東京ダ1600m無敗、

勢いと適性で頂点を狙う

5 10 アンモシエラ 56

吉田

牝馬重賞実績ありも、

牡馬相手は厳しい

6 11

ペプチド

ナイル

58

藤岡

佑介

昨年の覇者、

連覇へ向けて隙なしの仕上がり

6 12

サンライズ

ジパング

58

英明

4歳馬の成長力に期待、

未知のマイルが鍵

7 13

デルマ

ソトガケ

58

松若

風馬

スランプ継続中、

復調気配なく苦戦濃厚

7 14

ミッキー

ファイト

58

戸崎

圭太

安定感抜群の4歳馬、

成長力と将来性に期待

8 15

ガイア

フォース

58

長岡

禎仁

昨年2着、

条件は好転も前走大敗が不安

8 16 ヘリオス 58

優介

9歳でピーク過ぎ、

中央G1では苦戦必至

全頭診断ランキング

フェブラリーステークスの枠順決定後、「実績など基礎情報」「コース・距離適性」「馬場適性」「脚質」「近走の状態」「騎手・調教師」「血統」「馬体診断」「調教内容」「想定オッズ」を踏まえた全頭診断を敢行。

その点数を各100点、合計1000点で付け、ランキングにした一覧がこちら。

全頭診断
ランキング
  1. エンペラーワケア(865点)左回りマイル適性抜群、仕上がり万全で軸候補
  2. ペプチドナイル(860点)昨年の覇者、連覇へ向けて隙なしの仕上がり
  3. コスタノヴァ(845点)東京ダ1600m無敗、勢いと適性で頂点を狙う
  4. ミッキーファイト(825点)安定感抜群の4歳馬、成長力と将来性に期待
  5. メイショウハリオ(800点)8歳でも底力健在、展開次第で突っ込む可能性
  6. ウィリアムバローズ(785点)条件不向きも能力は上位、距離克服がカギ
  7. タガノビューティー(745点)実力はあるが詰めの甘さと年齢がネック
  8. サンデーファンデー(720点)勢いはメンバー随一、先行争い次第で台頭も
  9. ガイアフォース(715点)昨年2着、条件は好転も前走大敗が不安
  10. サンライズジパング(680点)4歳馬の成長力に期待、未知のマイルが鍵
  11. ドゥラエレーデ(675点)実力上位もマイル戦が課題、展開待ちの立場
  12. アンモシエラ(610点)牝馬重賞実績ありも、牡馬相手は厳しい
  13. デルマソトガケ(575点)スランプ継続中、復調気配なく苦戦濃厚
  14. ミトノオー(570点)距離適性微妙、現状では入着が精一杯か
  15. アーテルアストレア(360点)格下感は否めず、スピード不足で展開不利
  16. ヘリオス(340点)9歳でピーク過ぎ、中央G1では苦戦必至

エンペラーワケア

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

85

重賞初制覇となった

前走の武蔵野S

(ダ1600m)を快勝し、

左回りダートでは

【4.1.0.0】と

抜群の安定感を誇っている​

父ロードカナロア×母父Curlinの血統は

ダート適性も秘めており、

勝負根性も一級品だ。

2.

コース・

距離適性

95

東京ダ1600mは

初挑戦の前走でいきなり重賞V。

芝スタートのコースでも問題なく対応し、

直線の長い東京コースで鋭い末脚を発揮できる。

左回り巧者で距離マイルへの適性は非常に高いだろう。

3. 馬場

適性

80

良馬場で持ち味のキレを発揮してきたが、

母父Curlinゆずりでパワーもある。

稍重~重でも極端に崩れたことはなく、

多少時計のかかる馬場でも

力を出せる下地はあるだろう。

4.

脚質

85

中団から鋭く抜け出す競馬で

武蔵野Sを制した。

先行力と瞬発力を兼ね備え、

展開の利に左右されにくいタイプだ。

ハイペースでも我慢できるので、

展開面で大きな不利はなさそうだ。

5.

近走の

状態

85

3か月半ぶりの実戦だが、

前走武蔵野Sが完璧な内容。

狭い進路を割って

突き抜けた勝負根性は光る​

休養明けでも乗り込み充分で太め感はなく、

力を出せる仕上がりだ。

6.

騎手・

調教師

90

鞍上の横山武史騎手は

近年GⅠ実績豊富で信頼できる。

管理する杉山晴紀調教師も

攻めの調教で馬体を維持​

初コンビだが、

主戦級ジョッキーとの新たなコンビにも

期待が持てるだろう。

7. 血統 75

父ロードカナロアは

本来芝の短距離王だが、

本馬は母父Curlinの影響もあり

ダート向きの体質。

フェブラリーSでは

キングカメハメハ系の活躍も目立ち、

同系統の本馬も

傾向にマッチする可能性はある。

8.

馬体

診断

100

太い首、分厚い胸前、

そして後肢の筋肉まで

充実した完璧と言える馬体​

休養明けでも腹周りは引き締まり、

トモは満月のように

丸く盛り上がっている​

前後肢のバランスが取れ、

マイルまでの距離に適した骨格だ​

仕上がりは文句なく万全だ。

9.

調教

内容

90

最終追いは坂路単走で

ソフト仕上げながら

4F53.6-1F12.5と好時計​

1週前には横山武騎手が

追い切りに跨り50.0-11.6の猛時計をマーク​

休み明けを感じさせない動きで、

力強い伸びを見せた。仕上がりは上々だ。

10.

想定

人気

オッズ

80

現在想定オッズはほぼ

1番人気で単勝3~4倍台と

支持を集めそう​

実績と状態を考えれば妥当な評価だ。

初のGⅠ挑戦だが

過小評価されることもなく、

実力通りの人気に応えられる下地はあるだろう。

合計 865

強力な左回り適性と

隙のない仕上がりで臨む。

一線級相手でも

勝ち負けできる総合力を備えており、

GⅠの舞台でも侮れない存在だ。

タガノビューティー

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

70

キャリア8年目で

地方交流含め重賞8勝​

昨秋のJBCスプリントで

念願の

ビッグタイトルを

手にした実力馬だ​

ただ中央GⅠでは

掲示板止まりが続き、

年齢的にも全盛期を過ぎつつあるか。

2.

コース・

距離

適性

60

東京ダ1600mでは勝ち切れず、

中央GIマイルは

これまで0戦0勝0連対0三着

(3戦全て着外)と

壁に跳ね返されている​

近走は短距離志向が強まり、

ベストは1400m以下の印象。

ワンターンのマイルはこなすが、

決め手勝負では分が悪いか。

3.

馬場

適性

80

荒れ馬場の経験も豊富で、

不良馬場の武蔵野Sで

2着に突っ込んだ実績もある。

軽いダートでの末脚勝負が持ち味だが、

脚抜きの良い馬場でも

終いの伸びは確実。

不安は少ないだろう。

4.

脚質

70

後方一気の追い込み型。

ハマれば強烈だが、

展開待ちの面は否めない。

今回もハイペース濃厚で

差し届く可能性はあるが、

直線一気だけでは

GⅠであと一歩届かないケースが多く、

展開に注文がつく。

5.

近走の

状態

75

昨秋はかしわ記念2着、

JBCスプリント優勝と充実していた​

前走の根岸Sは

スタート直後に躓いて落馬​し度外視できる。

幸い怪我もなく

状態面の不安はないが、

8歳という年齢を考えると

大きな上積みも見込みづらいか。

6.

騎手・

調教師

70

石橋脩騎手とはデビューからのコンビで

手の内に入れている。

豪腕タイプではないが、

癖を知る強みはある。

西園調教師も長年本馬を管理し

ベテランの味を引き出しているが、

GⅠの舞台では騎手・

厩舎ともにもうひと押し欲しい印象だ。

7.

血統

85

父ヘニーヒューズは

フェブラリーSと相性抜群の

米国型スピード血統で、

2016年優勝馬モーニンの父でもある。

母父スペシャルウィークの影響で

スタミナもあり、

東京マイルへの適性は本来高い血統と言えるだろう。

8.

馬体

診断

80

8歳牡馬らしい厚みのある馬体で、

筋肉量は豊富。

やや前肢に比べ

後肢のボリュームが物足りない体型だが、

腹回りは引き締まり

仕上がり自体は良好だ。

ただ立ち姿にはやや力みが見られ​

ピーク時と比べると張りを欠く印象もある。

9.

調教

内容

80

最終追いは

坂路で4F52.1-1F12.7と鋭く伸び、

一杯に追われて

自己ベスト級の時計をマークした​

落馬明けだが動き自体は良く、

気配は悪くない。

ただ直前軽めの調整で、

多少の上積みは見込めても

飛躍的な大幅強化まではどうか。

10.

想定

人気

オッズ

75

単勝50倍前後の低評価が予想される​。

近走好調とはいえ

GIでは常に伏兵扱いで、

今回も人気薄だろう。

ただ実績の割に過小評価気味で、

展開次第では一発の魅力も秘めており、

穴として注意は必要だ。

合計 745

昨年秋に地方GIを制した実力は侮れないが、

中央GIの壁は厚い。

展開が嵌まれば

末脚炸裂の場面もあり得るものの、

全盛期ほどの切れ味は期待しづらく

善戦止まりの可能性が高いだろう。

ミトノオー

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎情報の診断

60

昨年春の平安Sで

重賞初制覇を果たしたが​

その後は掲示板にも
載れないレースが続いている。

通算5勝と能力は示しているものの、

GⅠ級の実績には乏しく総合力では見劣る。

2.

コース・距離適性

50

これまで中距離戦が中心で、

ワンターンのマイル経験は少ない。

芝スタートで流れが速くなる

東京1600mは忙しすぎる印象で、

距離適性に疑問符がつく。

むしろ二回コーナーの長丁場向きの馬だろう。

3.

馬場

適性

70

パワータイプで

ダートの荒れ馬場も苦にしない。

重馬場の東海Sで勝利経験があり、

時計のかかる馬場も歓迎だ。

ただ高速決着になると

切れ負けする恐れがあり、

良~稍重程度で他馬が消耗する展開が理想。

4.

脚質

50

自分から勝ちに行く競馬ができず、

近走は中団~後方から

じりじり伸びるのみ。

瞬発力勝負では分が悪く、

ハイペースで前崩れになっても

豪快に差し切るだけの

決め手に欠ける印象だ。

展開によほど恵まれない限り苦しい。

5.

近走の

状態

40

昨秋以降は勝ち馬から

1秒以上離される完敗が続いており​、

大敗癖がついてしまっている。

前走ベテルギウスSも

14着と見せ場なく、

調子自体も下降線。

目立った上積みは感じられない。

6.

騎手・

調教師

60

手綱を取る田辺裕信騎手は

ベテランで渋い一発があるが、

近年GIでの勝負強さに欠ける。

牧調教師も関東の中堅で、

GI制覇経験はまだない。

強豪相手の一戦で人馬ともに

大きな強調材料には乏しい。

7.

血統

60

父は芝マイルGI3勝のロゴタイプで

ダート色は薄いが、

母父Thunder Gulch(米三冠馬)は

ダート向き。

本馬自身ダート重賞を勝ったように

パワーは秘めるが、

フェブラリーSの傾向からすると

米国血統のスピードが足りず

不利な血統背景に映る。

8.

馬体

診断

70

500kg超の雄大な馬格で骨太な体つき。

肩や胸前の筋肉は発達しており

ダート馬らしいゴツさがある。

ただし全体的に重心が高めで

スピードに乗るまで時間がかかる体型。

腹周りの緩さも残っており、

仕上がりは平凡だ。

9.

調教

内容

70

最終追い切りは

南Wで6F84.7-1F12.2を馬なりでマーク​。

しまい重点でまずまずの伸びを見せた。

一週前にはウッドで一杯に追われて

負荷をかけており​、

調教量は十分。

ただ動きのキレという点では

強調できるほどではない。

10.

想定

人気

オッズ

40

単勝100倍超と見られる人気薄の一頭​。

近走成績からも当然の評価で、

積極的に狙う材料は少ない。

大敗続きで過小評価というより

力相応の低評価であり、

ここでの大駆けはさすがに難しいだろう。

合計 570

昨年春の輝きが嘘のように、

その後は低迷が続いている。

展開や他馬の凡走に助けられても

入着が精一杯に映り、

持ち味のしぶとさを活かすには条件が厳しい。

今回は苦戦は免れないだろう。

ウィリアムバローズ

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

85

東海Sや日本テレビ盃など

重賞2勝を挙げ、

ダートGⅠ戦線でも

常に上位人気に推される実力馬だ。

船橋の日本テレビ盃では

後にドバイWCを制する

ウシュバテソーロに先着しており​

トップクラスと互角の走りを

見せた実績は評価できる。

2.

コース・

距離適性

70

左回りは問題なく、

東京ダ1600mも守備範囲。

ただしベストは1800m前後で、

マイル戦の流れに

ついていけるかが鍵だ。

柏木記念(1600m)では

6着と崩れており、

一気の距離短縮で行き脚が付くかは

半信半疑な面もある。

3.

馬場

適性

80

パワー型で

多少時計のかかる馬場も苦にしない。

良馬場でも勝ち星があり、

稍重~重でも持ち味を発揮。

特に地方の深いダートで結果を残しており、

砂を被っても平気なタイプだ。

東京の軽いダートへの適応も問題なさそうだ。

4.

脚質

65

先行押し切りが持ち味だが、

今回は同型が多くハナ争いは激化しそう。

控える競馬もできなくはないが、

本質的には自分のリズムで

先行して粘り込む形がベストだろう。

外枠なら揉まれず力を発揮できたが、

今回は2枠4番で展開面の不安は残る​

5.

近走の

状態

80

前走のJBCクラシック6着から

約3か月半ぶりとなるが、

中2ヶ月以上の休み明け成績が

【5.3.0.1】と間隔開いたローテで

真価を発揮するタイプ​

この中間は乗り込み豊富で

動きも良好だ。

過去にも休養明けでいきなり走っており、

叩き良化型ではない。

6.

騎手・

調教師

80

鞍上の岩田望来騎手は

近年重賞実績を

積み上げており信頼できる。

管理する上村調教師も

馬のリフレッシュと仕上げに定評がある。

阪神JFを制したコンビでもあり勢い十分​。

初のフェブラリーS参戦となるが、

人馬ともに侮れない存在だ。

7.

血統

60

父ミッキーアイル(ディープ系)×

母父フレンチデピュティという配合は

芝色が強め。

本来ダート向きとは言えない血統だが、

本馬は高いポテンシャルで

ダート適性を開花させた異色の存在。

典型的な米国血統ではない点は

フェブラリーSの傾向からはマイナス材料か。

8.

馬体

診断

80

540kg前後の雄大な馬体だが、

休み明けでも腹は細めに仕上がっている​

トモにも程良い筋肉がつき、

脚元の不安も見られない​

首差しが太く力強い半面、

やや胴が長くマイルの速い流れでの

機動力に課題を残す体型とも映る。

9.

調教

内容

80

最終追い切りは坂路で僚馬と併せ馬。

4F52.9-1F12.5を楽な手応えで駆け上がり、

併走馬と同時にゴールした​

1週前には

ウッド7F99.6-1F11.4と長めから負荷をかけ​

乗り込み量も豊富。

久々を感じさせない良い動きで

仕上がりは7~8分以上だ。

10.

想定

人気

オッズ

85

単勝40倍前後の

伏兵評価になりそう​。

実績の割に人気が落ちており

過小評価気味だ。

距離不安からだろうが、

展開次第で浮上の余地はある。

人気薄のここは妙味十分で、

配当的にも狙ってみる価値があるだろう。

合計 785

条件は決してベストではないが、

能力的には上位陣と差はない。

マイル戦の流れに対応できれば

一発の可能性も秘めており、

人気以上に要注意の存在だ。

軽視は禁物だろう。

アーテルアストレア

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

40

重賞実績はなく、

地方交流重賞で入着がやっとの成績。

6歳牝馬でキャリアも積んでいるが

勝ち星は少なく、

中央の一線級相手では

力不足感が否めない。

総合力で見劣り、

ここでは格下の存在だ。

2.

コース・

距離

適性

20

基本的に1800m前後のレースを

後方から追い込むスタイルだけに、

ワンターンのマイル戦は

スピードについていけない可能性が高い。

芝スタートの速い流れでは

序盤で置かれてしまいそうで、

東京マイルへの適性はかなり低いと見る。

3.

馬場

適性

50

地方の砂厚い馬場でも走ってきてはいるが、

目立った成績はない。

時計が速い良馬場では決め手で見劣る一方、

不良馬場など極端に時計がかかる条件でも

上位争いまでは厳しい。

馬場状態による

大きな好転材料はなく凡走傾向だ。

4.

脚質

20

「後方待機がデフォルトの馬」で、

展開次第では末脚不発も多い​

今回は快速馬が揃い

芝スタートで更に流れが速くなる公算が大きく、

追走に手一杯となる可能性が高い​

持ち味の差し脚も

このメンバー相手では通用しにくい。

5.

近走の

状態

30

近走は地方交流重賞で

見せ場なく終わる競馬が続く。

前走クイーン賞は11着と大敗、

掲示板にも載れないレースが目立っている。

大きな状態面の上積みも感じられず、

調子は平行線だろう。

6.

騎手・

調教師

50

横山典弘騎手の手綱捌きは魅力だが、

高齢騎手だけに全盛期のキレはない。

橋口調教師も重賞実績は少なく、

GIの舞台で勝ち負けできるコンビとは言い難い。

格上挑戦の

ここでは騎手の巧みなエスコートがあっても

厳しい戦いになる。

7.

血統

30

父リーチザクラウン

(父スペシャルウィーク)は芝血統で、

母系も含めダートGI向きの

パワーやスピードに欠ける印象。

フェブラリーSで結果を出す血統の傾向からは外れており、

血統面からも強調材料は見当たらない。

8.

馬体

診断

50

牝馬らしくコンパクトな馬体で仕上がりは悪くないが、

牡馬相手にすると全体的な筋肉量で見劣る。

トモのボリュームももうひと回り欲しく、

瞬発力勝負で切れる体つきにも見えない。

ピーク時からは馬体の張りも薄れており、

強調材料に欠ける。

9.

調教

内容

40

最終追い切りは

坂路で4F54.7-1F12.9を馬なりでマーク​

目立つ時計ではなく、

動きも平凡だった印象だ。

1週前にはCWコースで長めから追われたが、
それでも終い12秒4とかかっており​

調教からは強調点を見出しづらい。

10.

人気

オッズ

30

単勝オッズは60~70倍程度と下位人気必至​。

このメンバー構成で

強調材料がほとんどないことを

考えれば当然の評価だろう。

人気以上の走りを見せる場面も考えにくく、

大穴扱いでも手は出しづらい。

合計 360

後方待機のスタイルでは

速い流れのマイルGⅠで

出番は回ってきそうにない。

能力的にもここでは下位止まりの公算が高く、

大きく崩れる可能性が高いだろう。

ここでは厳しい戦いを強いられる。

メイショウハリオ

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

85

2021年帝王賞や

2022年チャンピオンズCで

3着に入るなど

ダートGI戦線で長く活躍してきた実力馬。

重賞4勝を挙げており、

8歳となった現在も

JBCクラシック2着​など

衰えぬ地力を示している。

実績・底力ともにトップクラスだ。

2.

コース・

距離適性

90

東京ダ1600mは【1.0.1.0】で

一昨年のフェブラリーSでは

大出遅れから驚異の追い込みで

3着に入っている​

芝スタートも難なくこなしており、

長い直線で末脚を

最大限に活かせる舞台は合っている。

マイル戦でも能力を発揮できる。

3.

馬場

適性

80

砂を被っても怯まない根性とパワーがあり、

馬場を問わず走れるタイプ。

不良馬場の経験は少ないが、

乾いたダートでも

湿ったダートでも崩れにくい。

極端な高速決着になると

後方勢には厳しいが、

平均的な時計なら対応可能だろう。

4.

脚質

80

掛かることなく

折り合って末脚を繰り出す追い込み型。

ハイペースの消耗戦になれば

大外から

突っ込んでくるシーンも十分あり得る​

ただし展開待ちの面は否めず、

前が止まらないと

差し届かないリスクもある。

5.

近走の

状態

85

1年半ほど勝ち鞍から遠ざかっているものの、

近2走はJBCクラシック2着、

日本テレビ盃3着と

衰えを感じさせない好走を続けている​

長期休養明けを

叩かれて調子は上向き。

8歳でも馬体はまだ張りがあり、

近走内容からも調子は悪くない。

6.

騎手・

調教師

70

鞍上の浜中俊騎手は

近年GI勝利こそ少ないが、

的確なエスコートで

差し馬を上位に導く腕を持つ。

岡田稲男調教師はベテランで、

本馬を長く一線で

活躍させている手腕は評価できる。

ただ勝ち切るには人馬ともに

もうひと工夫欲しい印象もある。

7.

血統

80

父パイロは米国産ダート血統で、

自身もフェブラリーS2着馬。

母父メイショウボーラーもダートGⅠ馬で、

スピードと持久力を兼ね備えた配合だ。

実際東京マイルへの適性も証明済みで、

血統面からはむしろプラス材料と言える。

8.

馬体

診断

70

筋骨隆々だった全盛期と比べると

若干筋肉のメリハリは薄れたが、

それでも腹袋が引き締まり走れる体つきだ。

肩周りの筋肉は厚み十分でトモも程良く発達している。

やや首が細めに映る点と、

以前より毛ヅヤが冴えない点は気がかりだが、

大崩れしない体調は維持している。

9.

調教

内容

75

最終追い切りは

坂路4F52秒台と上々の時計をマークし、

しまいまで力強く駆け上がった。

1週前にもCWコースで長めから負荷をかけており、

8歳でも活発な動きを見せている。

極端な良化こそ感じないが、

今回もいつも通りに力を出せる仕上がりだ。

10.

想定

人気

オッズ

85

単勝40倍程度と伏兵扱いになりそう​。

実績馬にしては人気がなく妙味のある存在だ。

展開が嵌まれば

馬券圏内に突っ込んでくるだけの力は

保持しており、人気以上に警戒すべきだろう。

合計 800

実績とコース適性は随一で、

展開がハマれば突き抜ける力を秘める。

ただ勝ち切るには

他馬との力関係や

年齢的なズブさも考慮が必要で、

ヒモ穴としての評価が妥当だろう。

抑えには欠かせない存在だ。

サンデーファンデー

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

報の

診断

75

昨秋までオープンで伸び悩んでいたが、

年末から一気に3連勝で

ベテルギウスS→プロキオンSと連勝し

重賞ウイナーに駆け上がった​

通算6勝とキャリアを積んで

本格化の気配を見せているが

GI実績はなく底力という点で未知数だ。

2.

コース・

距離

適性

60

近走はダ1800mを中心に使われ

結果を出してきた。

初のマイル戦になるが、

1Fの短縮自体は対応可能でも

芝スタートの速い流れへの順応が課題。

むしろもう少し長い距離で

先行力を活かす形が向く印象で、

東京マイルへの適性は並程度か。

3.

馬場

適性

80

良馬場のベテルギウスSで

1分50秒台の好時計を記録しており​

スピード決着も苦にしない。

パワー型ゆえ稍重~重でも粘り強さを発揮可能だ。

極端な泥田でなければ馬場不問に近く、

自分のレースができるタイプだろう。

4.

脚質

50

先行策が板についており、

行けるときはハナを切る積極策でしぶとさを発揮する​

ただ今回は同型馬が多く厳しい展開が予想される​

ハナを主張すればハイペース必至で後続の格好の的、

控えれば持ち味半減と脚質面の不利は否めない。

5.

近走の

状態

90

【1着→1着→2着】と目下絶好調。

特に前走プロキオンSでは先行勢を従えて

押し切る強い内容で、充実ぶりがうかがえる​

中3週でのGI挑戦だが、

連戦の疲労も見られず勢いは持続。

状態面の不安はない。

6.

騎手・

調教師

80

鮫島克駿騎手とのコンビで重賞制覇を果たし、

手の内に入れている。

音無調教師は複数馬を出走させる名門で、

本馬の急成長を支えた。

GIの舞台でも人馬ともに勢いがあり、

思い切った騎乗で波乱を演出する可能性も十分だ。

7.

血統

50

父スズカコーズウェイは芝マイル重賞馬、

母父ファーストサムライは米ダート短距離血統。

芝とダートの要素が混ざった配合だが、

本馬はパワーとスタミナ寄りの走りで

1800m前後に適性を示している。

フェブラリーSの勝ち馬の血統傾向からは

ややズレており、不安は残る。

8.

馬体

診断

85

520kgを超える雄大な馬体で筋肉量も豊富。

太く短い首、厚みのある胸前と

いかにもダート先行馬らしい体つきだ​

馬体重の割に腹が細く見えるほどで仕上がりは良い。

ただレース間隔が詰まって

毛ヅヤがやや冴えない印象もあり、

ピーク時と比べると僅かな疲労が垣間見える。

9.

調教

内容

80

連戦のため軽めの最終調整となったが、

それでも坂路で4F52秒台と動きは良かった。

前走から中3週で大きな上積みはないものの、

攻め緩めず良好な状態をキープ。

脚取りはしっかりしており、

引き続き力を出せる態勢にある。

10.

想定

人気

オッズ

70

重賞連勝中とはいえGIでは評価が割れて

単勝20倍前後の中位人気か​

勢いは買われつつも、

距離短縮や展開面の不安から

絶対視まではされていない印象だ。

適正な評価だが、

人気以上の粘り込みを見せる余地は十分にあるだろう。

合計 720

勢いはメンバー随一だが、

今回の条件がベストとは言い難い。

先行争いが鍵で、

自分の形に持ち込めれば粘り込みも可能だが、

競り合いになると苦しいか。

伏兵として一考の価値はあるが、

勝ち切るハードルは高いだろう。

ドゥラエレーデ

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

85

2歳時にホープフルSを制した芝GⅠ馬​。

その後ダート路線に転向し、

23・24年チャンピオンズCで

連続3着とダートでも

トップクラスに食い込んだ​

実績と能力は高いものの、

ダートでは勝ち切れておらず

詰めの甘さも課題だ。

2.

コース・

距離適性

40

昨年のこのレースは12着と大敗​。

ワンターンのマイル戦では

持ち味の持続力を活かしにくいようだ。

やはりベストは1800m以上の二回コーナー競馬で、

東京1600mは適性範囲の下限ギリギリか。

よほど展開が嵌まらないと厳しい。

3.

馬場

適性

80

砂を被らない先行策なら問題なく、

良馬場・稍重で

チャンピオンズC3着の実績からも

馬場を問わないタイプに見える。

パワー型で時計のかかる決着にも対応可能で、

逆に軽い高速決着になった時のスピード比べが課題だろう。

4.

脚質

50

先行して長く良い脚を使うのが持ち味。

前走の川崎記念は3番手追走から

粘り込んで3着だった。

しかしマイル戦の超ハイペースでは

前について行くだけで精一杯になる懸念がある。

末脚のキレも勝負所で見劣るだけに、

展開的に不利な立場だ。

5.

近走の

状態

80

昨秋から年明けにかけて4戦消化し、

前走川崎記念で3着と復調気配を見せた​

昨秋のチャンピオンズCでも3着と健闘しており、

大きく崩れず安定して力を出している。

ただ使い詰めで上積みが見込みづらく、

絶好調時と比べると微妙な差が出る可能性はある。

6.

騎手・

調教師

65

鞍上の横山和生騎手は近年台頭著しいが、

GI勝利経験はまだ少ない。

池添学調教師も比較的若手で実績はこれから。

コンビとしての勢いは感じられるものの、

今回は経験豊富な強豪が揃う舞台で、

手練れ相手にどこまで戦えるか。

7.

血統

40

父ドゥラメンテ×母父オルフェーヴルという良血で、

芝向きのスタミナ血統だ。

本来ダート短距離向きではなく、

マイルGIのスピード競馬には

不向きな配合と言える。

ダート適性の高さは自身の能力によるところが大きく、

血統面からプラス材料を見出すのは難しい。

8.

馬体

診断

80

500kg前後の均整の取れた好馬体。

首は細めながら肩から上腕にかけて

厚みのある筋肉が付き“砂仕様”と言える​

腹袋にもボリュームがありつつ

腹側は引き締まっており、

長距離輸送でも体は減っていない​

全体的に力強さは十分だが、

マイルの瞬発力勝負では

もう一回りスピードが欲しい印象も受ける。

9.

調教

内容

75

前走後、中2週で在厩調整。

最終追いは坂路で4F53秒台と軽めだが、

直前までレースを使っていたぶん

コンディションは維持されている。

一週前にはCWコースで長めをしっかり追われており、

使い詰めでも大きな反動は感じられない。

調教評価は平凡だが状態自体は変わらず悪くない。

10.

想定

人気

オッズ

80

チャンピオンズC3着馬にもかかわらず、

今回は単勝20倍台の穴人気にとどまりそう​

マイル適性の疑問から人気を落としているが、

能力的には見劣らないだけに侮れない存在だ。

人気薄の今回はむしろ気楽に走れる強みもある。

合計 675

実績上位で能力は高いが、条件がベストではない。

展開やペース次第で浮上の可能性はあるものの、

勝ち切るにはスピード面で課題が残る。

抑えまでの評価が妥当で、連下で警戒したい。

コスタノヴァ

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

80

戦績9戦6勝と高い勝率を誇り、

前走根岸Sでは

古馬重賞初制覇を飾った上がり馬だ​

東京ダートでは

4戦無敗とコース巧者ぶりを発揮しており、

一気にGI戦線の主役候補に名乗りを上げた。

実績面では他に見劣るが、

勢いという点で大きな魅力がある。

2.

コース・

距離適性

95

東京ダ1600mは3戦3勝とパーフェクト​。

昨年のフェブラリーS2着という実績もあり

(※ガイアフォースと勘違いに注意、

コスタノヴァ自身は東京マイル3勝だがGIは初挑戦)、

コース適性はメンバー中トップクラスだ。

芝スタートも問題なく、

広い東京コースで末脚を存分に活かせる。

3.

馬場

適性

80

軽い良馬場でこその切れ味タイプだが、

稍重程度までなら許容範囲。

兄に地方重賞勝ち馬がいる

血統でパワーも備えており、

雨で多少脚抜きが良くなっても対応可能だろう。

極端な不良馬場でなければ

パフォーマンスは安定すると見る。

4.

脚質

90

後方待機からメンバー最速級の上がりで

差し切る末脚が武器。

ハイペース必至の今回は展開が嵌まりやすく、

直線勝負の形に持ち込めれば

一気に差し切る場面も十分考えられる。

瞬発力勝負になれば分があり、

展開面の恩恵を受けやすい脚質だ。

5.

近走の

状態

90

【1着→1着】とここ2戦連続で圧巻の差し切り勝ち​。

前走根岸Sは直線一気に突き抜ける圧勝劇で、

目下の充実ぶりを示した​

中2週のローテは自身初だが、

追い切りの動きは良く状態維持に成功している​

勢いそのままに挑める。

6.

騎手・

調教師

70

鞍上予定のR.キング騎手(想定)は

海外招待騎手で

日本のGIは初騎乗となる可能性がある。

未知数な面は否めず、騎手経験では見劣る。

ただ木村哲也調教師は

馬の素質を引き出すのに定評があり、ここまで大事に使い込んで仕上げてきた手腕は見事だ。

7.

血統

70

父ロードカナロア×母父ハーツクライという

芝色の強い良血だが、

母系から地方重賞馬ピイラニハイウェイを

出した実績がありダート適性を内包する​

実際ダートで才能を開花させ、

東京ダート1600mの傾向にも

合致するスピードと切れを備える。

血統の常識に囚われない適性を示した点を評価したい。

8.

馬体

診断

95

毛艶の良さは出走メンバー中随一で、

冬場にも関わらず鹿毛の被毛が赤銅色に輝いている​

馬格も立派でキ甲(きこう)と

トモが非常に長く飛節も大きいのが特徴

各部の繋がりにゆとりがあり、

多少の距離延長にも対応できる体型​

中2週でも馬体の張りは維持され、

気合乗りも良化。

文句のつけようがない仕上がりだ。

9.

調教

内容

95

最終追い切りは美浦ウッドで3頭併せを消化。

6F84.1-1F11.6を馬なりのまま軽々と出し、

併走馬と同時に駆け抜けた​

2週続けて終始抑えた内容でも

しっかりと自ら伸びる動きを見せ、

精神面・動きとも前向きで絶好調。​

東京マイルへの適性も高く、
文句なしのS評価だ​

10.

想定

人気

オッズ

80

想定ではエンペラーワケアと

並び単勝3.5倍程度の1~2番人気を争う見込み​

勢いと適性から高く評価されており

順当な人気だ。

初GI挑戦ゆえ過剰人気と見る向きもあるが、

実力的に見合った支持と言えるだろう。

合計 845

勢い、適性、仕上がりと三拍子揃った新興勢力。

課題だった間隔詰めもクリアしつつあり、

ここでもトップ争いに加わる可能性が高い。

鞍上の手腕次第な部分はあるが、

持ち味の末脚を発揮できれば

GI制覇に手が届くだろう。

アンモシエラ

項目 評価点 評価コメント

1.

情報の

診断

70

昨年JBCレディスクラシックを逃げ切り

4馬身差で制した実力馬​

牝馬限定ながら

JpnI含む重賞2勝を挙げており、

世代トップクラスの実績を持つ。

ただ今回は牡馬混合の

中央GIということで相手関係が一気に

強化される点は割引材料だ。

2.

コース・

距離適性

60

ダート1800m前後で結果を残してきたが、

スピードに勝るタイプで

1600mへの距離短縮自体は悪くない。

ただ東京マイルの芝スタートで

序盤から速い流れになると、

ハナを奪い切るまで脚を使いそうなのが懸念材料。

自分の形に持ち込めれば侮れないが、

条件的には可もなく不可もなく。

3.

馬場

適性

80

JpnIを勝った佐賀競馬場の馬場は

良で時計がかかったが、

それを逃げ切るスタミナとパワーを見せた。

一方、前走クイーン賞(良)で2着と健闘しており

脚抜きの良い馬場でも対応。

良~重まで幅広く適応できる。

むしろ極端な高速決着にならなければ

持ち味を発揮できるだろう。

4.

脚質

50

近走はハナに立って押し切る競馬が板についている​。

前走クイーン賞も逃げて2着と粘り、

展開を自分で作れるのが強みだ。

ただ今回は快速牡馬相手に逃げ争いが鍵。

2kg軽い斤量(牝馬55kg)を活かして

先手を奪えれば面白いが、

控える形では持ち味半減だろう。

5.

近走の

状態

80

昨秋から牝馬重賞路線で【1着→2着】と安定。

前走のクイーン賞(2着)から中11日と間隔は詰まるが、

使い詰めでも馬体は維持されている​

連戦続きではあるものの調子落ちは見られず、

デキ自体は平行線でキープしている。

6.

騎手・

調教師

70

ベテラン吉田豊騎手が騎乗予定。

近年大舞台での勝利こそ少ないが、

逃げ・先行のペース判断には経験が活きるはず。

松永幹夫調教師は牝馬の扱いに定評があり、

果敢に中央GIへ送り出すあたり

状態への自信を感じる。

人馬ともに大穴を演出する下地はある。

7.

血統

40

父Bricks and Mortarは米国芝中距離チャンピオンで、

本馬がダートで活躍しているのは特異なケースだ。

母系も含め芝色が強く、

中央ダートGIの王道路線とは

かけ離れた血統背景と言える。今回は能力でどこまでカバーできるかの勝負になる。

8.

馬体

診断

60

3歳時から馬体重が増え、

現在は500kg近い雄大な牝馬。

筋肉の輪郭がはっきりし、

トモの張りも上々だが、

牡馬の一線級と並ぶと

さすがに迫力で見劣る面は否めない。

毛ヅヤは悪くないが、

連戦の影響か前走時と大きな変化はなく

目立った良化も感じられない。

9.

調教

内容

50

前走後間隔が短く、

最終追い切りは

坂路で4F55.1とごく軽め​

動きも前走最終時(52.4)に比べると

物足りない​印象で、強調材料に欠ける。

短期で仕上がり維持に努めたが、

上積みという点では疑問が残る。

10.

想定

人気

オッズ

50

牡馬相手のGI挑戦とあって

単勝オッズは50倍近い評価​

昨年JpnI馬とはいえ、

このメンバーでは人気薄は避けられないだろう。

力関係的に過小評価とは言えず、

人気通り伏兵の一角という位置づけが妥当か。

合計 610

牝馬限定戦では頂点に立ったが、

牡馬混合のGIで壁は厚い。

先行力を活かして

自分の競馬に徹すれば見せ場は作れるかもしれないが、

勝ち負けまでは厳しいだろう。

掲示板確保が目標となりそうだ。

ペプチドナイル

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

90

昨年のフェブラリーS優勝馬で、

GI初挑戦初制覇を成し遂げた

遅咲きの実力馬​

その後もかしわ記念3着、

南部杯2着と一線級相手に

互角の競馬を続けており、

7歳でも勢いは健在。

実績・経験とも申し分なく、

世代トップクラスの存在だ。

2.

コース

・距離

適性

95

東京ダ1600mは昨年の当レース優勝で適性証明済み。

ハイペースの消耗戦を4コーナー4番手から抜け出し、

0秒2差で押し切る強い競馬でマイル適性を示した​

芝スタートも克服済みで、コース巧者と言える。

3.

馬場

適性

85

昨年は良馬場で1分35秒7の好タイム優勝​。

速い時計に対応でき、

脚抜きの良い馬場も問題ない。

逆に不良の泥田でも持ち前の先行力で粘り込み可能。

極端な馬場悪化でも崩れない安定感がある。

4.

脚質

90

先行力がありながら終いもしっかりしており、

昨年は超ハイペースを4番手追走から押し切った​

逃げ馬を見る形で競馬を組み立てられる点は大きな強み。

同型が速すぎても二の脚で好位を取れるので、

展開利を得やすい脚質だ。

5.

近走の

状態

85

昨年フェブラリーS制覇後も、

春のかしわ記念3着、

秋の南部杯2着と安定した成績。

前走チャンピオンズCは5着と掲示板を確保

(勝ち馬ウシュバテソーロから0秒5差)

しており、勢いは維持されている。

大崩れなくコンスタントに力を出せる状態だ。

6.

騎手・

調教師

75

鞍上の藤岡佑介騎手は昨年この馬でGI初制覇。

伏兵を勝たせる手腕を見せたが、

大舞台での経験は豊富とは言えない。

武英智調教師は管理馬のスピードを引き出す調整に長け、

昨年の勝利も見事だった。

人馬ともに昨年の成功体験を活かした再現を狙う。

7.

血統

85

父キングカメハメハ×母父フレンチデピュティは

パワーとスピードを兼ね備えた配合で、

フェブラリーSの好走血統にも合致する。

実際、昨年11番人気の低評価を覆し戴冠した底力は

血統的裏付けがある​

王道路線の血統で、今年も侮れない。

8.

馬体

診断

85

530kg近い大型馬だが重苦しさはなく、

腹回りも引き締まって見える​

冬毛が伸びても毛ヅヤは良く、

筋肉の張りも上々。

背丈の割に胴が詰まった体型で

マイル向きの体つきだ。

昨年より更に筋肉量が増えた印象もあり、

充実の馬体を維持している。

9.

調教

内容

80

最終追い切りは坂路で4F53秒台・

終い12秒台と上々の時計。

前走後もしっかり乗り込まれており、

1週前にはCWコースで長めから負荷をかけている。

動き自体は平凡に映ったが、

休み明けを一度使われて気配は上向き。

本番へ向けて順調な仕上がりだ。

10.

想定

人気

オッズ

90

昨年の勝ち馬ながら、

想定オッズは単勝10倍台中盤で

4番人気前後といったところ​

これはメンバーが分散した影響もあるが、

実績の割に過小評価気味だ。

リピーターの少ないレースとはいえ、

前年覇者がこの評価なら妙味十分と言える。

合計 860

昨年の覇者が充実ぶりを保ったまま連覇を狙う。

展開・コース適性ともに高く、不安材料は少ない。

人気以上の安定感と地力があり、

今年も上位争い必至だろう。連覇の可能性も十分だ。

サンライズジパング

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

80

昨秋のみやこSで

古馬相手に重賞初制覇を飾り、

チャンピオンズCでも6着と善戦​

さらに前走プロキオンSでは

2着に入り充実の4歳馬だ​

通算4勝とキャリアは浅いが、

一戦ごとに力を付けており潜在能力は高い。

2. コース・距離適性 50

芝のクラシック路線から転向し、

ダートでは1800m中心に結果を出している。

東京1600mは条件的に忙しく、

一気の距離短縮に不安が残る。

音無調教師も「2000m以上がベスト」と

コメントしており​

ワンターン・マイルの舞台は

適性外寄りだろう。

3. 馬場適性 70

タフな展開の方が

持ち味が活きるタイプで、

極端な高速決着は歓迎しない。

良馬場のチャンピオンズCで

上がり最速をマークするなど

走れなくはないが、

どちらかと言えば

湿ったパサパサの馬場で

底力を問われる方が向く印象だ。

馬場悪化で他馬が止まるようなら

チャンスは増す。

4. 脚質 60

レース序盤は中団付近で我慢し、

勝負どころから

長くいい脚を使うのが持ち味。

ハイペースの消耗戦になれば

差し届く可能性はある​が、

今回は芝スタートで序盤から流れる一戦。

テンのダッシュ力に欠ける

本馬には厳しい展開が予想される​

5. 近走の状態 85

昨秋から【1着→6着→2着】と

着実に力を付けている。

前走プロキオンSでは

勝ち馬サンデーファンデーに

クビ差まで迫り2着と健闘​

中3週でのGI挑戦になるが、

上積みは見込みづらいものの

疲れも見せておらず好調キープだ。

6. 騎手・調教師 75

ベテラン幸英明騎手が騎乗予定。

近年GI勝ちはないが、

ペース判断と手綱捌きは安定感がある。

管理する音無調教師は複数馬出しで臨むが、

充実期にある本馬の力を引き出している。

コンビとしての実績は浅いが、

重賞で結果を出した勢いに期待したい。

7. 血統 60

父キズナは芝の日本ダービー馬だが、

母サイマーは

米GⅠ馬でダート適性を伝えている。

実際ダート転向後に素質開花した経緯があり、

血統的にはスタミナとパワー型。

この舞台に必要なスピードの持続力は

あるものの、

瞬発力比べになると分が悪いかもしれない。

8. 馬体診断 80

3歳春に比べて胴がどっしりとし、

トモの筋肉量が増えて

パワフルな馬体に成長。

中でも飛節の大きさが一番の特徴で、

蹴りの強さを感じさせる​

前走時と比べても張りは維持されており、

馬体面の不安は少ない。

ただし首が太くやや硬さがある体型ゆえ、

マイルの速い流れへの対応が課題となる。

9. 調教内容 60

前走後、中3週と間隔が詰まるため

強い攻めは控えめ。

最終追いは坂路で4F52秒台、

終い12秒台を馬なりで計時した。

動き自体は悪くないが、

明確な良化も感じられず

平行線といったところ。

調教評価はC判定とされており​

ピーク時のデキに比べると

やや落ちる可能性もある。

10. 想定人気オッズ 60

単勝15倍前後の5番人気が想定される​。

勢いある4歳馬として

一定の支持は集めそうだが、

距離不安もあり

過剰な期待はかかっていない。

実力からすれば適切な評価で、

大きく穴とも人気とも

言えない微妙なラインだろう。

合計 680

能力の高さは認めるものの、

未知のマイル戦で真価を問われる一戦。

展開が嵌まれば末脚で

浮上する可能性はあるが、

条件的な不利を覆して

勝ち切るのは容易ではない。

掲示板争いまでが現実的な狙いか。

デルマソトガケ

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

80

一昨年の全日本2歳優駿を制し、

昨年はUAEダービーを圧勝​して

世界に名を馳せた実力馬。

その後は低迷しているが、

3歳春にはケンタッキーダービーに

挑戦したほどの素材。

潜在能力は高く評価できるが、

現状はピークを過ぎた印象もある。

2.

コース・

距離

適性

40

実績は1700~1900m前後に集中しており、

ワンターンマイルの適性には疑問符がつく。

実際、

一昨年の武蔵野S(東京ダ1600m)は

9着と敗れており​

東京マイルのスピード戦はやや不向き。

距離短縮自体は悪くないが、

コース適性は高くないだろう。

3.

馬場

適性

80

パワー型の先行馬で時計の掛かる馬場は得意。

良馬場でも走るが、

本質的には稍重くらいまで

水分を含んだダートが理想だろう。

地方交流でもまれてきた経験から、

砂を被っても怯まず粘り強い。

極端な高速決着にならなければ自分の形で走れる。

4.

脚質

50

本来はハナを奪う先行策で持ち味を発揮するが、

近走は行き脚がつかず

位置取りが後方になるケースも増えている。

今回も逃げたいタイプが揃い、

楽に先手は奪えないだろう。

控える形では持ち味半減で、

現状の脚質面では展開的に苦しい立場だ。

5.

近走の

状態

30

昨年UAEダービー以降は精彩を欠き、

4戦連続で馬券圏外とスランプ状態​

前走の佐賀記念5着、

東京大賞典6着と地方重賞でも凡走しており、

ピークアウトの感が否めない​

大きな変わり身がない限り上位進出は厳しい。

6.

騎手・

調教師

60

松若風馬騎手が引き続き手綱を取るが、

近走の立て直しに苦心している印象。

音無調教師も複数馬を送り込むが、

本馬に関しては復調が課題。鞍上の果敢な騎乗で一変を狙いたいが、現状では人馬ともに強調材料に欠ける。

7.

血統

75

父マインドユアビスケッツは米ダート短距離GⅠ馬で、

母父はオルフェーヴル。

米国のスピードと日本のスタミナが融合した

異色の血統だ。

実際ダート適性は高く、

昨年のUAEダービー快勝も納得の配合。

ただしマイル戦のスピード比べでは、

オルフェ譲りの気性難とズブさが出る懸念もある。

8.

馬体

診断

60

かつては筋肉のメリハリが際立つ好馬体だったが、

近走は全体的に張りを欠いている。

馬体重は維持しているものの、

肩やトモの筋肉量がピーク時より落ちて見える。

毛ヅヤも冴えず、立ち姿からも覇気が感じられない。

大きな衰えこそないが、

往時の迫力は薄れてしまった印象だ。

9.

調教

内容

50

師走からコンスタントに使われており、

中2週で在厩調整。

最終追い切りは坂路で4F52秒後半と

平凡な時計だった。

動きも目立った良化はなく、

調教評価もC程度と見る​

強い攻めを課していないぶん疲労はないが、

状態維持が精一杯か。

10.

想定

人気

オッズ

50

前年の勢いが嘘のように人気は低迷し、

単勝100倍超の大穴評価となりそう​。

近走成績からすれば致し方ないが、

今回は大幅な人気下降。

実績馬とはいえ現状でどこまで走れるか疑問で、

人気も妥当だろう。

合計 575

輝かしい実績はあるものの

現在はスランプに陥っている。

一変の気配もなく、今回も苦戦必至だ。

展開がハマって末脚不発組を拾えれば

僅かに浮上の目もあるが、

馬券圏内に絡むのは難しいだろう。

ミッキーファイト

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

85

キャリア6戦4勝2着1回3着1回と、

未だ馬券圏内を

外したことがない驚異的な安定感を誇る​

昨夏のレパードSで古馬相手に重賞初制覇し、

名古屋優勝(JpnIII)も勝利。

3歳にしてダート重賞2勝は高く評価でき、

将来のダート王候補だ。

2.

コース・

距離適性

80

東京ダ1600mはユニコーンSで3着と好走経験がある​。

芝スタートも克服済みで、

コースへの不安は小さい。

むしろ直線の長い東京で末脚が活きるタイプだろう。

前走は地方2000mで楽勝しており

距離融通も利きそうだが、

勝ちパターンはマイル前後の先行差しと見られる。

3.

馬場

適性

80

父ドレフォン譲りのパワーとスピードを兼備し、

稍重のレパードSを制したように

砂の深い馬場も苦にしない。

良馬場で速い上がりにも対応可能で、

馬場状態に関わらず力を発揮できる万能型だ。

極端な不良馬場にならない限り

パフォーマンスを落とすことはなさそうだ。

4.

脚質

75

好位につけて抜け出す器用な競馬が持ち味。

ハイペースでも先行集団で

流れに乗れるスピードがあり、

かといって行きたがることもなく折り合いもつく。

東京マイルの速い流れを経験していない点が

唯一の不安で、

序盤でオーバーペースにならないよう

戸崎騎手の手綱さばきにかかっている。

5.

近走の

状態

90

3歳秋から一貫して崩れ知らず。

前走名古屋グランプリ(JpnII)は

古馬相手に5馬身差の圧勝と絶好調だ。

南部杯2着馬フォーエバーヤングを

子ども扱いする内容で潜在能力の高さを見せつけた。

約2ヶ月ぶりの実戦となるが、

中間も順調で更なる成長すら感じさせる。

6.

騎手・

調教師

85

戸崎圭太騎手は東京ダート巧者として知られ、

当舞台の重賞でも勝ち星多数。

若き新星の手綱を任され、

大舞台で能力を引き出す手腕に期待がかかる。

田中博康調教師は関東で頭角を現す新進気鋭で、

本馬をここまで完璧に育て上げた手腕は見事。

人馬ともに信頼できる布陣だ。

7.

血統

90

父ドレフォンは米BCスプリント覇者で、

日本でもダート巧者を多数輩出。

本馬もその例に漏れず

フェブラリーS向きのスピードとパワーを受け継ぐ。

母父スペシャルウィークは芝血統だが、

本馬には程良い持久力を付与している印象。

フェブラリーSで結果を出してきた

米国型×日本型のバランスが取れた血統と言える。

8.

馬体

診断

85

馬体重約555kgと巨漢だが均整が取れており、

見た目はそれほど大きく感じない​

胸前と首に良質な筋肉を備え、

腹下も引き締まり完成途上ながら迫力十分だ​

立ち姿には落ち着きがあり、

まだ顔つきに幼さを残すのは伸びしろの証。

今後さらに筋肉量が増せば

一層素晴らしい馬体になるだろう​

現状でも高水準の仕上がりだ。

9.

調教

内容

80

最終追い切りは南Wで6F81秒台・

終い12秒前半をマークし、

力強い伸びを見せた。

1週前には坂路で

自己ベストを叩き出すなど動きは抜群。

若さゆえか多少行きたがる面を見せたが、

概ね順調な仕上げ過程。

大一番へ向けて態勢は整った。

10.

想定

人気

オッズ

75

想定では単勝5倍前後の3番人気に推される見込み​。

無敗の安定感と将来性を買われているが、

古馬GI初挑戦で過剰な期待は禁物との見方もある。

人気は妥当な線だが、

実績ある年長馬と比べ

背負う人気以上のプレッシャーもあり、ここが試金石だ。

合計 825

圧倒的な安定感で挑む新星が、

一気にGI奪取を狙う。

能力・血統・勢いどれを取っても申し分ないが、

古馬の厚い壁に挑む形で過信は禁物。

それでも十分勝ち負けに加われる実力があり、

世代交代を果たしても不思議ではない。

ガイアフォース

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

80

元々は芝の重賞勝ち馬

(2022年セントライト記念)で、

昨年フェブラリーSでは

初ダートながら2着と健闘した実力馬だ​

ダート転向は遅かったが適性を示し、

GIで馬券圏内に絡んだ能力は高く評価できる。

ただダート重賞勝ちはなく、

まだ一線級に比べ実績面で見劣る部分はある。

2.

コース・

距離

適性

85

昨年この東京ダ1600mで激走し

2着に入ったように適性は折り紙つき​

直線勝負の形で持ち味を発揮できるコースだ。

逆に中京ダ1800mの

チャンピオンズCでは15着と大敗​しており、

ワンターンのマイルこそがベスト条件だろう。

3.

馬場

適性

70

昨年のフェブラリーSは良馬場で高速決着だったが、

そこで互角の競馬ができた点から

軽い馬場を苦にしない。

ただ芝主体だっただけに、

ダートが極端に荒れた状態での経験は浅い。

昨年同様の良~稍重なら大丈夫だが、

重以上で適性がどうか未知数な面もある。

4.

脚質

85

差しに徹した昨年のフェブラリーSでは、

勝ち馬からタイム差なしの2着と

あと一歩まで迫った​

控えて終いを伸ばす競馬が板についており、

今回もハイペースが予想されるだけに

末脚勝負の展開は望むところ。

展開利を受けやすい脚質でチャンスは十分だ。

5.

近走の

状態

50

前走チャンピオンズCは

距離不適もさすがに負けすぎで15着と大敗​

芝の安田記念4着を挟んでおり

ローテもチグハグだった印象がある。

今回はダート2戦目で慣れが見込めるが、

大敗後だけに状態面の不安は残る。

一息入れて立て直した効果に期待したい。

6.

騎手・

調教師

60

鞍上の長岡禎仁騎手は重賞経験が浅く、

昨年もこの馬で2着という

大仕事を演じたもののGI勝利経験はない。

杉山晴紀調教師はエンペラーワケアも送り出すが、

2頭出しで挑むあたり充実ぶりがうかがえる。

人馬ともに勢いはあるが、

大舞台での経験値という点では一流どころに譲る。

7.

血統

50

父キタサンブラック×母父クロフネという配合。

クロフネ産駒らしいダート適性が潜んでいたとはいえ、

基本は芝長距離血統だ。

ダート向きのスピードという点で

血統的には強調しづらい。

ただし母クロフネ産駒の例にもあるように

芝血統からダートで活躍するケースもあり、

一概にマイナスとも言えない。

8.

馬体

診断

80

芝を使っていた頃から筋肉質な馬体だったが、

ダート転向後もその張りを維持している​

以前より毛色が白っぽくなってきた印象だが

馬体の張りは衰えていない​

胸前から肩にかけて力強く、

腹袋もしっかりしていてスタミナ十分。

大型馬らしい迫力あるシルエットは健在だ。

9.

調教

内容

75

休み明けの前走時は動きが重く感じられたが、

今回は1戦叩かれ気合が乗ってきた​

最終追い切りでは

坂路で自己ベストに近い52.1-11.8をマークし​

ガイアフォースらしい鋭い動きが戻ってきた​

1週前は今ひとつだったが、

最終追いでしっかり良化が窺えた点は好材料だ​

10.

想定

人気

オッズ

80

想定5~6番人気で単勝15~20倍程度か​。

昨年2着の実績を考えれば

妙味あるオッズになりそうだ。

前走大敗の影響で評価を下げているが、

条件好転のここは一変があってもおかしくない。

人気がない今回は狙い目とも言える。

合計 715

昨年2着馬が巻き返しを図る。

条件が合う東京マイルなら

再度好走しても驚けないだけの力は持つ。

ただ前走の大敗を払拭できるかが鍵で、

過信は禁物。

ハマれば上位進出も十分可能だが、

軸というより相手候補の一頭という評価が妥当か。

ヘリオス

項目 評価点 評価コメント

1.

基礎

情報の

診断

30

9歳を迎えた高知所属の交流重賞馬。

中央ダート1600mで3勝の実績もあるが、

近年は交流重賞でも二桁着順が続く​

全盛期のスピードと粘りは失われつつあり、

交流重賞でも苦戦する現状では

中央GIではさすがに荷が重い。

2.

コース・

距離

適性

40

かつては東京ダ1600mで

3着に入った実績もあるが​

現在の状態で同条件のGIとなると話は別。

マイル自体の適性は高かったものの、

ピークを過ぎた今となっては往時の走りは望めない。

かろうじて距離経験がある程度のプラス材料しかない。

3.

馬場

適性

50

若い頃は稍重の鬼とも称されたが、

近走は馬場を問わず大敗続き。

脚抜きの良い馬場で

前に行ければ一発あるタイプだったが、

脚質転換もままならず力を発揮できていない。

馬場適性云々より力そのものの衰えが問題で、

条件に助けられる可能性は低い。

4.

脚質

30

以前は二の脚の速さで先行する競馬を得意としたが、

近走はテンのスピードが鈍り先行できない。

それでいて差し脚もないため見せ場を作れずにいる。

今回も先行争いには加われず、

かと言って差しに回ってもキレ負け必至で、

脚質的にも苦しい立場だ。

5.

近走の

状態

20

ここ1年ほど入着すらままならず、

地方の重賞でも惨敗が続いている​。

年齢的な衰えは明らかで、

前走兵庫ゴールドT12着、

日本テレビ盃10着と大敗続き。

調子を上げるどころか下降線を辿っており、

大きな変わり身は望めない。

6.

騎手・

調教師

30

原優介騎手はまだ経験が浅く、

高知の工藤調教師とのコンビも手探り感が否めない。

格上挑戦の舞台で

強豪相手に策を講じる余地も少なく、

人馬ともにGIで

結果を出すには力不足と言わざるを得ない。

今回は無事に完走させるのが目標か。

7.

血統

30

父オルフェーヴル×母父アンブライドルズソング。

芝の名馬と米国ダート血統の組み合わせで、

本馬は母系の影響かマイルダートで活躍した。

しかし血統的にはスタミナ寄りで

加齢に伴うスピード低下は避けられず、

フェブラリーSの速い流れに対応するのは難しいだろう。

8.

馬体

診断

40

かつてはメリハリのある筋肉で

張りのある好馬体だったが、

近走は毛ヅヤが冴えず全体的に精彩を欠く。

馬体重自体は維持しているが腹周りに緩みが見られ、

筋肉量も微減傾向。

9歳という年齢による衰えが馬体にも表れており、

大きな上積みは望めない。

9.

調教

内容

50

高知競馬場で調整されているため

詳細な追い切り時計は不明だが、

最終追い切りも軽めにとどめているようだ。

強い負荷をかけられないのは

状態維持が精一杯なためだろう。

過去の実績から

力を出せる仕上がりには整えたと見るが、

大幅な良化は期待できない。

10.

想定

人気

オッズ

20

単勝200倍超の最低人気必至​。

近走成績から見ても誰も買いづらく、

ファンですら手を出しにくい状況だ。

もちろん人気薄の一発を狙う声も

皆無ではないだろうが、

現実的には厳しく、大穴評価も当然だ。

合計 340

実績・状態ともにここでは力不足は明白。

9歳で大舞台に挑む健闘を称えたいが、

勝負になる可能性は限りなく低い。

展開に恵まれても上位進出は難しく、

完走するだけでも精一杯だろう。

大敗もやむなしの状況だ。

最終追い切り評価とコメント

フェブラリーステークスの2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。

各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。

まずはそのランクごとの一覧がこちら。

この記事でわかること
  • SS:
    コスタノヴァ
  • S:
    エンペラーワケア
  • A:
    ミッキーファイト
    ペプチドナイル
    ガイアフォース
  • B:
    ウィリアムバローズ
    サンデーファンデー
    タガノビューティー
    ドゥラエレーデ
    ヘリオス
    ミトノオー
    メイショウハリオ
    アーテルアストレア
  • C:
    アンモシエラ
    サンライズジパング
    デルマソトガケ

SS評価(最も良い動き)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ



併走
状況
脚色 評価コメント

コス

タノ

ヴァ

2月

19日

(水)

W

6F84.1-

11.6

3頭

併せ

で併

なり

前走の根岸Sを

圧勝した勢いそのままに、

最終追い切りでも

軽快な脚取りを披露した。

ウッドチップコースで

古馬オープン馬らとの

3頭併せでも

楽々と真ん中から抜け出し、

終い1F11秒6の鋭い伸びを

馬なりで記録。

前走時よりも

動きは良化しており、

文句なしの仕上がりと

言える​

初のG1制覇へ向けて

万全の態勢だろう。

S評価(高いレベルで安定)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ







評価コメント

エン

ペラ

ーワ

ケア

2月

19日

(水)

4F

53.6-

12.5

約3か月半ぶりの実戦に向けて

入念に乗り込まれ、

最終追い切りは坂路で

余力十分の軽め仕上げ。

それでもラスト1Fは12秒5と鋭く、

フォームのブレない

力強い脚取りを見せた​

1週前には栗東坂路で

4F50秒0-11秒6の破格タイムを

一杯にマークしており、

当週はソフトでも問題ないだろう​

高いレベルで

安定した好調子を維持している。

A評価(良好な仕上がり)

※右にスクロール可能。







タイ



併走
状況

評価コメント

2

2

0

(

)

W

6F

80.8-

11.4

併せ

馬で

先着

前走の名古屋大賞典を

レコード勝ちした上がり馬。

美浦Wコースで行われた

最終追い切りでは、

僚馬(未勝利馬)を外から追走し、

直線で馬なりのまま並びかけると

楽に半馬身先着。

6ハロン80秒8〜終い11秒4の好時計を

マークし、迫力満点の伸びを見せた​。

田中博師も

「見た目以上に時計が出た。

ストライドが伸びていい走りに

なっている」と成長を実感しており、

伸び盛りの4歳馬らしく

絶好の仕上がりだ​。

2

1

9

(

)

4F

54.3-

11.8

併せ

馬で

先着

昨年のフェブラリーS覇者らしく、

連覇を狙う最終追い切りでも

力強さを見せた。

坂路で僚馬を3馬身追走し、

末一杯に追われると

4F54秒3から終い

1F11秒8まで加速して

1馬身半先着​。

促されてからの反応は鋭く、

僚馬を突き放す

素晴らしい伸び脚だった​

1週前にも坂路で

自己2番目の好時計50秒4を

記録しており、

中間から負荷を

十分にかけられている。

首の使い方に課題は残るものの、

後肢の踏み込みは力強く、

持ち前のしぶとさが

十分に引き出された

良好な仕上がりだ​

2

1

9

(

)

4F

52.1-

11.8

単走

昨年のフェブラリーSで

2着と好走した実力馬。

今回の最終追い切りでも

栗東坂路で力強い走りを披露した。

長岡騎手が騎乗し、

序盤ゆったり入ってから

終い強めに追われると4F52秒1、

ラスト1F11秒8の鋭い伸びを記録​

一息入れていたが

動きは前年同様に良く、

豪快なフットワークで

グイグイと坂を駆け上がる姿は

順調そのもの​

昨年並みの仕上がりで、

今年も好勝負が期待できそうだ。

B評価(標準的な仕上がり)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ



併走
状況

評価コメント

ウィリ

アム

バロ

ーズ

2

1

9

(

)

4F

52.9-

12.5

併せ

馬で

併入

重賞2勝馬らしく

久々でも態勢は整った。

栗東坂路で

ローランドバローズ

(僚馬)と併せ馬を行い、

3馬身追走から

馬なりのまま詰めていき、

4F52秒9-末脚12秒5で

同時に併入​

1週前には栗東ウッドで

岩田望来騎手を背に

7Fから強めに追われる攻めも

消化済み​

終始ブレの少ない

力強い走りで

坂路を駆け上がっており、

時計こそ平凡だが

踏み込みは力強い​

久々を感じさせない仕上がりで、

この馬なりに順調と言える。

サン

デー

ファ

ンデ

2

1

9

(

)

4F

52.1-

12.7

併せ

馬で

先着

前走のプロキオンSを

勝利して勢いに乗る5歳馬。

最終追い切りは

坂路で

古馬3勝クラスのウナギノボリと

併せ、

一杯に追われて

4F52秒1-末脚12秒7を計時し、

僚馬にクビ差先着した​

外ラチ沿いを

力強く駆け上がる

走りで活気十分。1週前も同じく坂路で鮫島騎手が騎乗し併走馬に先着しており、連勝の反動も感じられない。​

 

全体に平凡な時計でも動きは良好で、引き続き好調を維持している。

タガ

ノビ

ュー

ティ

2

1

9

(

)

4F

52.1-

12.7

併せ

馬で

併入

前走の根岸Sは

落馬中止に終わったが、

調整自体は順調だ。

最終追い切りでは

坂路で新馬の僚馬と併せ、

一杯に追って

4F52秒1-12秒7を計時し、

同時に併入​

登坂中に

若干ふらつく場面もあったが、

ピッチの利いた

力強い脚さばきで

駆け上がった​

終い2Fは

減速ラップになったものの、

この馬は追い切りで

減速しても

レースでは力を出すタイプで

問題ないと見られる​

大崩れの少ない

安定した走りが持ち味で、

今回も及第点の仕上がりだ。

ドゥ

ラエ

レー

2

1

9

(

)

4F

55.7-

12.2

単走

中距離ダート路線で

安定した実績を残す古馬。

最終追い切りは

栗東坂路で

やや意欲に欠ける走りだった。

助手騎乗で

馬なりのまま55秒7-12秒2と

平凡な時計にとどまり、

首を下げ気味で

どこか後ろ向きな雰囲気​

中盤以降

やや前向きさを見せたものの

全体的に覇気が感じられず

見栄えしない内容だった​

ただし元々追い切り映え

しないタイプで、

実戦に行けば

しっかり力を出す馬​

今回は調教で

目立たなくても

悲観することはなく、

一応仕上がりは

整ったと言えるだろう。

ヘリ

オス

2

1

6

(

)

4F

50.4-

12.0

単走

地方へ移籍した9歳馬だが、

古豪らしく

堂々とした動きを見せた。

高知競馬場の重いダートコースで

直線強めに追われ、

4F50秒4-

ラスト1F12秒0の時計をマーク​

初めて見る

高知での追い切りだったが、

終始はきはきとした

フットワークでスムーズに加速。

多少余裕ある馬体ながら

年齢を感じさせない

スピードを発揮しており、

この馬なりに状態は上向いている​

格上相手のG1となるが、

調教の動きは標準以上で注目したい。

ミト

ノオ

2

1

9

(

)

W

6F

84.7-

12.2

単走

昨年の平安Sを制した実力馬。

美浦ウッドで行われた

最終追い切りは

田辺騎手を背に

外ラチ沿いを馬なりで駆け抜け、

6F84秒7-終い1F12秒2と

軽快な動きを見せた​

1週前には

同コースで6F80秒9

(一杯)を

記録しており、

負荷は十分​

さすがに全盛期の鋭さには

及ばないものの、

直線で手前を替えてから

再び加速するなど

フットワークは良好​

徐々に良化は感じられ、

及第点の仕上がりと言えるだろう。

メイ

ショ

ウハ

リオ

2

1

9

(

)

C

W

6F

82.7-

11.3

併せ

馬で

併入

ダートGIを3勝している実力馬だが、

8歳を迎えて全盛期と比べると

物足りなさもある。

最終追い切りは栗東CWで

未勝利馬を含む3頭併せを行い、

一杯に追われて

6F82秒7-終い1F11秒3を計時し併入​

直線では3頭横一線から仕掛けられ、

ラスト2Fを11秒4-11秒3と長く

いい脚は使ったものの、

格下の僚馬(しかも馬なり)に

詰め寄られる場面もあった​

反応にワンテンポ遅れたあたりに

年齢的な衰えが感じられるが、

大きく崩れることはなく

動き自体は淡々とこなしている。

及第点のデキには仕上げてきた。

アー

テル

アス

トレ

2

2

0

(

)

4F

54.7-

12.9

併せ

馬で

併入

前走から早めに帰厩して乗り込まれ、

体はできている。

最終追い切りは

坂路で1勝クラス馬と併せ馬。

先行する形から

54秒7-12秒9と

時計自体は平凡だったが、

リラックスして

気分良さそうに駆け上がり併入した​

橋口調教師も

「動き自体は良かった」と

合格点を与えており、

広い東京ダート1600mで

前進を期待できる仕上がりだ​

C評価(動きに不安あり)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ



併走
状況

評価コメント

アン

モシ

エラ

2

1

9

(

)

4F

55.1-

12.6

単走

前走のクイーン賞(Jpn3)から

中1週という

厳しいローテーションのためか、

最終追い切りは

坂路で軽めの調整にとどまった​。

助手騎乗で

馬なりのまま4F55秒1を

マークしたものの、

登坂中に口を少し開けて

走る仕草も見られ、

どこか疲労を感じさせる動き​

全体時計も前走時(52秒4)より

大幅に見劣り、

やや物足りない内容と

言わざるを得ない。

大舞台に向けて

状態面の不安が残る。

サン

ライ

ズジ

パン

2

1

9

(

)

4F

51.4-

12.4

併せ

馬で

先着

昨年重賞2勝の実力馬だが、

今回はやや課題が残る

追い切り内容だった。

栗東坂路でデルマソトガケと併せ、

末強めに追われて

4F51秒4-12秒4と

時計自体は優秀で2馬身先着したものの​

初コンタクトの幸騎手との

折り合いに苦労したか

中盤で動きがゴチャつき、

ラストは勢いを欠いて減速気味にゴール​

首の使い方は

上手で力強い走りを見せていただけに、

終いの失速が惜しまれる。

折り合い面に不安を残し、

仕上がりに課題がある印象だ。

デル

マソ

トガ

2

1

9

(

)

4F

51.6-

12.7

併せ

馬で

遅れ

昨年のUAEダービー馬だが、

近走はスランプ気味。

本番へ向けて立て直したい

ところだが、

最終追い切りの動きにも

物足りなさが残った。

栗東坂路で

サンライズジパングと併せたが、

馬なりのまま

4F51秒6-終い12秒7を

記録するも2馬身遅れと見劣り​

中1週の強行軍で

序盤こそシャープな脚さばきを

見せたものの、

後半一気に

脚の回転が落ちて失速し、

終い2Fは

減速ラップとなってしまった​

集中力を欠いた走りで、

本来の迫力には程遠い。

ピーク時の出来には

まだ戻っておらず、

動きに不安が残る。

1週間前追い切り評価とコメント

フェブラリーステークスの2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。

各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。

まずはそのランクごとの一覧がこちら。

この記事でわかること
  • SS:
    エンペラーワケア
  • S:
    ペプチドナイル
    ミッキーファイト
    ドゥラエレーデ
    サンデーファンデー
  • A:
    コスタノヴァ
    ヘリオス
  • B:
    ウィリアムバローズ
    タガノビューティ
    ガイアフォース
    メイショウハリオ
  • C:
    アーテルアストレア
    サンライズジパング
    ミトノオー

SS評価(最も良い動き)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ



併走
状況
脚色 評価コメント

エン

ペラ

ーワ

ケア

2/

12

(水)

4F 50.0-

36.5-

23.5-

11.6​

キャプ

テンネ

キ(古

馬3勝)

と併せ

先着​

 
一杯

1週前追い切りで

坂路50.0秒の

自己ベスト級タイムを記録し、

併走馬に

1馬身半先着する圧巻の動き​

仕掛けてからの反応も鋭く

伸びも抜群で、

横山武史騎手も

「想像以上に乗りやすく、

乗り味がいい」と

好感触を示しました​

文句の付けようがない

絶好の仕上がりです。

S評価(高いレベルで安定)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ







評価コメント

2/

12

(水)

4F 54.6-

38.9-

24.5-

12.1​

エーテ

ィーマ

クフィ

(古オー

プン)と

併せク

ビ先着​

 

前走東海Sを挟まず

臨んだ昨年とは違い、

今年は1週前から

坂路でしっかり負荷をかけ

好時計をマーク​。

僚馬(古馬オープン)を

3馬身半追走し、

楽な手応えでクビ差先着する内容で、

7歳でも若々しい動きを維持​

昨年の覇者らしく

仕上がりは良好で、

展開ひとつで連覇も狙える状態。

2/

12

(水)

W

6F 79.6-

65.2-

50.8-

36.7-

11.7​

3頭併せ

で内の

ダノン

ピクチ

ャーに

0.2秒

先着​

 

ウッドコースで

3頭併せのハードな追い切りだったが、

終始余裕の手応えで

最後も11秒台の鋭い伸び​

外・中の僚馬2頭に

1馬身半先着する充実ぶりで、

近走の好調を維持している​

課題だったバランス面も

改善傾向にあり​

高いレベルで

安定した仕上がりと言える。

2/

12

(水)

4F 55.0-

39.7-

25.7-

12.4​

単走

初ダートだった根岸Sを

快勝後も調子は変わらず、

1週前追い切りでも

坂路で力強い走りを披露​

ハミをグイグイ取って推進力十分、

トモの開きも少なく好気配​

前走同様に絶好調と言える動きで、

このまま順調にいけば

G1でも見劣りしない高い仕上がりだろう。

2/

12

(水)

4F 52.5-

38.3-

25.2-

12.7​

 

アメリ

カンエ

ール(

障害未

勝利)

と併せ

同入​

 

前哨戦を快勝した勢いそのままに

順調な仕上がりです。

坂路で僚馬と併せ、

終い軽く仕掛けると

スッと加速して4F52秒5をマークし併入​

鮫島駿騎手も

「時計も予定通り。

動きは良かった」と満足そうで​

フォームの安定感と

推進力も申し分ない​

高いレベルで

安定した動きを見せている。

A評価(良好な仕上がり)

※右にスクロール可能。







タイ



併走
状況

評価コメント

2/

12

(水)

W

7F 98.0-

82.5-

68.0-

53.5-

38.7-

12.1​

単走

根岸Sを圧勝した

勢いどおりに活気ある動き。

長めの7Fから

単走でしっかり負荷をかけ、

直線は促すと

反応鋭くラスト

1F12秒1と伸びた

コーナーでは

少し力む場面が見られたものの、

馬体の張り・ツヤは

良好で元気一杯​

総じて仕上がりは良く、

高いパフォーマンスが

期待できる状態。

2/

13

(木)

4F 50.4-

37.2-

12.0​

単走

現在は地方馬ながら、

1週前に高知競馬場の

深いダートで

4F50秒4の破格タイムを

叩き出しました​

9歳という年齢を

感じさせない俊敏な走りで、

直線の伸びも上々。

調整過程が異なるため

比較は難しいものの、

前走の根岸Sで

2着と健闘した勢いもあり、

動き自体は良好。

勝負勘も鈍っておらず、

十分戦える仕上がりにある。

B評価(標準的な仕上がり)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ



併走
状況

評価コメント

2/

12

(水)

C

W

7F 99.6-

67.7-

53.0-

37.5-

11.4​

単走

7Fから長めに一杯に

追われ、

しまい1Fは11秒4と

鋭く伸びた​

大きく目立つ動きでは

ないものの順調さがうかがえ、

上村調教師も

「調整は順調。

1週前にしっかりやれた」と

手応えを口にしている

初のワンターンマイルや

芝スタートへの対応が課題だが、

仕上がり自体は及第点と言える。

2/

13

(木)

4F 56.0-

40.1-

25.7-

12.8​

コウ

セキ

(新

馬)と

併せ

同入​

前走根岸Sから

中2週と間隔は詰まるが、

1週前は坂路で併せ馬を消化し、

終い12秒8を計時​

全体時計は平凡だが

稍重馬場を考慮すれば許容範囲で、

併せ馬も馬なりの新馬相手に

楽に同入した。

元々調教ではあまり目立たないタイプであり、

今回も派手さはないものの動き自体はまずまず。

レース本番で持ち味の末脚を発揮できる

仕上がりには持ってきている。

2/

12

(水)

4F 54.4-

39.0-

24.4-

11.8​

アグ

リ(

古オ

ープ

ン)

と併

せク

ビ遅

れ​

古馬オープン馬のアグリを

追走しての坂路調教だったが、

仕掛けてからの反応が

今ひとつでクビ差遅れてゴール​

時計自体も平凡で、

もうひと粘り欲しい印象​

とはいえ先週大きく

状態が上向いてきたこともあり、

現状の動きは及第点​。

東京マイルは実績のある舞台でもあり、

最終追い切り次第で

更に調子を上げてくる可能性は十分ある。

2/

12

(水)

C

W

7F 97.5-

66.7-

52.8-

37.7-

11.8​

メイ

ショ

ウソ

ウタ

(古

馬1

勝)

と併

せ同

入​

JBCクラシック後に

トモを痛めて休養明け。

1週前はCWコースで一杯に追われ、

僚馬と併入の内容​

前走時の出来が良かっただけに

若干物足りなさも感じるが​

8歳という年齢を考えれば

調教でビシビシ動かないのは想定内で

浜中俊騎手も

「このひと追いで

どこまで上がってくるか」

と状態アップに期待を寄せており​

及第点の仕上がりから

どこまで上積みできるかが鍵。

C評価(動きに不安あり)

※右にスクロール可能。

馬名





タイ



併走
状況

評価コメント

2/

12

(水)

C

W

6F 82.3-

66.9-

52.2-

37.5-

12.4​

マック

スセ

レナ

ーデ

(古

馬1

勝)

と併

せ0

.3秒

遅れ​

併せた僚馬(1勝クラス)に

ついて行けず0.3秒遅れてしまい、

動き自体も重く反応も鈍い印象​。

橋口調教師は

「先週の方が伸びていた気もする」と

しつつ、騎乗した菱田騎手は

「凄く良かった」と評価しており、

6歳でも衰えは感じないと見ている​

とはいえ現状では物足りず、

最終追い切りでの大幅な良化が

望まれる。

2/

12

(水)

4F 53.7-

39.3-

25.5-

12.7​

単走

単走で軽めに流しましたが、

いつもの1週前よりも

終いのキレが感じられず

平凡な内容​

音無調教師も

「特に変わった感じはない」

としつつ、

距離延長が課題になる

可能性に言及している​

脚色に鋭さを欠いており、

このままでは不安が残るため、

直前のひと追いでの上積みに

期待したいところ。

2/

12

(水)

W

6F 80.6-

65.5-

51.4-

37.9-

12.5​

単走

前走比で物足りない動きで、

自らハミを取る気配に欠け

気迫も今ひとつ​

田辺騎手も

「ビッシリやったが

最後は思ったほど伸びなかった」と

首をひねる状況で​

現状では仕上がり途上と言える。

最終追い切りで

どこまで上向くか注視が必要で、

現段階では不安の残る動き。

 

情報なし

情報

なし

出走予定馬ではありますが、

目立った追い切り情報がなく

状態は不明

長距離輸送など

特別な調整過程にある可能性も

あるが、

少なくとも1週前の動きが

伝わってこない点は

不安材料と言えるだろう。

情報なし

情報

なし

出走予定に名を連ねる実力馬ですが、

1週前の追い切り情報は確認できない

美浦で調整中とは思われるものの、

詳細が不明なため状態把握が難しく、

不安を残す状況

最終追い切りの内容に

注目が集まる。

追切・全頭診断に傾向を踏まえた注目馬・危険な人気馬・穴馬一覧

ここまでの出走馬の追い切り評価と全頭診断の紹介内容と別に競馬口コミダービーでは過去10年のレース傾向から予想の活用方法と消しデータまでまとめている。

その過去傾向も踏まえて、「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」を考えてみた。

一覧がこちら。

※右にスクロール可能。




馬名 短評 期待値・解説


エンペラー

ワケア

東京マイル無敗で

勢い十分

東京ダート1600mを連勝中で、

昨年秋の武蔵野Sでは

1番人気に応えて快勝​

好位から末脚を

発揮できる器用さがあり、

直線の長い東京コースでも

加速力が光る。

1週前追い切りでも

最後まで加速する

凄みある走りで

好タイムを記録​と仕上がりは万全。

過去10年で1番人気馬は

複勝率80〜90%と

信頼度が高いレース​で、

本馬もその軸になり得る存在だ。

展開も先行有利の傾向が強い中、

先行力と瞬発力を兼ね備えた

点で死角は少ない。



コスタ

ノヴァ

速さと強さを

兼備する新星

前走の根岸Sでは

秋に一頓挫明けで

仕上がり途上ながら、

他馬を寄せ付けず圧勝する高内容​

序盤からハイペースの流れでも

最後までバテずに押し切っており​

スピード持続力は一級品だ。

今回は初の1600mだが、

父ロードカナロア譲りの

スピードに加えスタミナも十分。

実際、過去10年で前走

根岸S組が最多4勝​

好成績を収めており、

同舞台の経験がなくとも

舞台適性は高いと見る。

1週前の追い切りでも

動き軽快で好調を維持​

先行激化の展開でも

番手から押し切るシーンが期待できる。


ミッキー

ファイト

世代トップ級の

4歳馬、

成長著しい

昨年のレパードS優勝馬で、

ユニコーンSでも3着と

東京ダ1600の実績がある実力馬。

近走は古馬との混合戦でも

安定感が光り、

1週前追い切りでも

3頭併せで楽々と先着し

11秒7の好時計と動きは申し分なし​

体質強化で調教負荷にも

耐えられるようになり着実に成長​

好位~中団で

競馬ができる器用さもあり、

ペースに関係なく

自分の競馬に徹して

末脚を発揮できるタイプ。

大崩れしない安定感からも

軽視は禁物で、

初の古馬G1でも勝ち負けを

演じる期待十分だ。






ペプチド

ナイル

昨年王者も

充実度疑問

昨年のフェブラリーS覇者だが、

今年7歳となり近走は

勝ち切れない競馬が続く。

実際、昨年のフェブラリーS以降は

かしわ記念3着、

南部杯2着、

チャンピオンズC5着と善戦止まり​

今回は直行ローテで臨み

状態自体は良いものの​

近年このレースを連覇したのは

若い馬

(コパノリッキーやカフェファラオ)

に限られる。

強力な新興勢力との力関係や

年齢的な衰えが懸念材料で、

人気ほど絶対視は禁物だろう。

展開面でも差し脚質の本馬は、

自ら動いて勝ちに行く形では

脆さを見せるリスクがある。

ドゥラ

エレーデ

ダート実績有すも

適距離か課題

芝G1ホープフルS馬という

異色の経歴だが、

ダート転向後も

昨年チャンピオンズCで3着と

地力の高さを示した​

とはいえ、

その好走はいずれも1800m戦でのもの。

今回は初のワンターンマイル戦であり、

スピード決着への対応が課題となる。

1週前の坂路追い切りは

55秒0と目立たず​

急仕上げ感も否めない。

折り合いに不安がある馬だけに

序盤から行きたがって

消耗する恐れもあり、

持ち味の粘り強さを活かし切れない

展開も考えられる。

実績から一定の人気は集めそうだが、

距離適性と仕上がり面の不安から

過信は禁物だ。

タガノ

ビューティー

実力馬も

ムラ駆け傾向

ダート重賞戦線で長く活躍し、

昨秋にはJBCスプリントを制する

実力馬。

ただし8歳を迎え

近走のムラ駆け傾向は顕著で、

特に中央G1では

善戦止まりの競馬が多い。

前走の根岸Sでも

スタート直後につまずいて

落馬し競走中止と、

不運も重なり調整面の不安が残る​

末脚は確実だが展開待ちの面があり、

東京マイルでは毎回差し届かず

取りこぼすケースが目立つ。

人気以上に信頼しづらい一頭で、

大舞台での詰めの甘さを露呈する

可能性も考慮したい。

サンライズ

ジパング

台頭目覚ましい

新興勢力

4歳馬ながら

昨秋のみやこSで古馬を破り、

続くチャンピオンズCでも

勝ち馬レモンポップと

0.5秒差の6着と健闘​

今年初戦のG2プロキオンSでは

1番人気に推され、

中団から鋭く脚を伸ばして

僚馬サンデーファンデーに

アタマ差まで迫る惜敗​

このように近走内容は

着実に良化しており、

力をつけている印象だ。

スタミナ豊富で

長く良い脚を使えるタイプだけに、

ペースが流れれば

昨年の再現以上の好走も十分可能。

人気の陰に隠れる形なら

絶好の狙い目と言える。

 

サンデー

ファンデー

展開次第で

一発の魅力

前走のプロキオンS(東海Sに相当)

では好スタートからハナを奪い、

そのまま後続を封じ込めて

重賞初制覇を飾った​

近走は積極策で

持ち味が開花しており、

近年はベテルギウスS→

師走S2着を経て充実一途。

逃げ・先行馬が

手薄なメンバー構成になれば、

本馬がマイペースで運ぶ可能性もある。

東京マイルは初めてだが、

前走1800mを

1分50秒6でまとめるなど

スタミナは十分​

楽に先手を取れれば

粘り込み要注意で、

人気薄でも侮れない存在だ。

反面、同型が競りかける展開だと

脆さもあるため、その点は留意したい。

デルマソ

トガケ

米国遠征帰り

の伏兵

昨年のUAEダービーを圧勝し

世界に名を馳せた素質馬。

帰国後は思うような結果が

出ていないが、

前走の東京大賞典(6着)で

国内の実戦感覚は取り戻したはずだ。

元々スタートダッシュが速く先行力が

武器で、折り合いもつくタイプ。

過去には米クラシック

(ケンタッキーダービー)でも

果敢に先行するなど

スピード能力は高く、

ハマれば一発の潜在能力を秘める。

一介の伏兵とはいえ侮れず、

展開が嵌って自分のリズムで運べれば

大金星の可能性もゼロではない。

とはいえ近走成績から

人気は低迷必至で、

あくまで大穴候補として

押さえる程度が妥当か。

今年のフェブラリーSは有力馬に先行タイプが多く、平均以上のペースが予想される。

そのため、先行勢には厳しく差し馬台頭の展開になる可能性もある一方、ワンターンの東京マイル戦だけに極端な追い込みは届きにくい。

総じて、好位で立ち回れる馬に展開利がありそうだ。また、過去8年連続でチャンピオンズC組が馬券圏内に絡んでおり​、昨年の実績馬 vs 新興勢力という図式にも注目したい。

各馬の仕上がりや脚質傾向、陣営コメントを踏まえ総合的に判断すると、上記のような分類とした。

なお、このデータに至った過去傾向に関してはさらに詳細にまとめた記事を公開中。

ただただ推奨馬を見るだけでなく、とことん過去傾向や消しデータまで見て自分で予想を組み立てたいという方はぜひ参考にしてみてくれ。

フェブラリーステークスの
過去傾向まとめはこちら

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