競走馬ジーティーパワーの次のレースの予定は?血統や馬主に主戦騎手まで徹底解説!

競走馬ジーティーパワー

どうも。競馬口コミダービーの管理人の木口順一だ。

今回は世界最強とまで呼ばれたフランケルの産駒で、2億6400万円の落札金額のついた「ジーティーパワー」を紹介する。

馬名 ジーティーパワー
生年月日 2021年3月21日
鞍上経験
脚質
生産者 ノーザンファーム
調教師 矢作芳人
獲得賞金総額 0円
POG指名者数 131

フランケルはイギリスで14戦無敗を誇った競走馬。

日本には産駒の総数自体が少なく未知数な部分もあるが、このジーティーパワーはどんな走りを見せてくれるのか。

独自の視点で徹底解説していく!

この記事でわかること
  • 次走予定・ローテ
  • なんJでの評価からわかること
  • 産駒・血統から見るポテンシャル
  • 主戦騎手は誰になるか
  • 馬主・オーナーについて

外国馬産駒の馬は時に爆発する時もあるが、日本の開催場との相性問題もあり不安要素もある。

ジーティーパワーはどうなるか、ぜひ最後までご覧いただきたい。

馬アイコンこの記事を書いたのは

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木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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ジーティーパワーの次走予定は?(2023年6月23日更新)

それでは改めてジーティーパワーの紹介をしていこう。

デビューの日程は決まっておらず調整中。

落札金額や、種付けの機会がそもそも少ない外国産馬の産駒なので、陣営も勝てるタイミングを慎重に伺っていることだろう。

遅くても年内には一度くらいは重賞で勝っておきたいところだがどうなるか。

発表があり次第、最新情報は更新していくので、見逃さないようにしておいて欲しい。

なんJなど掲示板にスレッドはなし!ネット上の評判は良好

ジーティーパワーは競馬ファンからどのように評価されているのかを調べてみた。

競馬好きの集まる5ch(旧2ちゃんねる)のなんでも実況版、通称なんJにジーティーパワーのスレッドは見つからなかったので更に深掘り。

掲示板以外のジーティーパワーに言及している内容を、できるかぎり集めてみた。

ジーティーパワーの
なんJでの評価まとめ
  1. Frankelってだけで買い
  2. 新馬戦は圧勝だな
  3. 馬体がかっこいい
  4. 骨折歴が気になる

全体的に曖昧な表現は多かったが、大体の意見が好感触。

一部の競馬ファンからはフランケル産駒の評価が高く、短中距離に限って言えばタイキシャトルのような世代最強の馬が出てきてもいいとまで言われていた。

これ以上話題になるとすると新馬戦以降ではあるが、次世代産駒争いが行われている現在の日本競馬界にどれだけ結果を残せるかかなり興味深い。

これらのネット上の声にジーティーパワーに応えることができるのか、今後も見つけた評判は追記して更新していくので確認してみて欲しい。

ジーティーパワーは短中距離・中距離適性?

ジーティーパワーはデビューから今後、どんな走りを見せてくれるのか。

産駒や血統を参考に推察していく。

父親のフランケルの特徴をまずまとめてみた。

フランケル(Frankel)の
特徴
  1. 距離適性は短中距離・中距離
  2. 世代最強と言われるスピード
  3. 芝適性
  4. 両周り適性あり
  5. 重馬場適性
  6. 気性難

注目はやはり世界最強とまで言われたその短中距離の圧倒的な強さ。

現役時代はG1競走にも関わらず11馬身差で勝ち、短中距離で取る賞がなくなったことからもその能力の高さは伝わるだろう。

懸念があるとすれば、この強さはあくまでイギリス競馬での話ということ。

この強さが継承されたとしてもジーティーパワーが日本で活躍できる馬になるかはわからない。

さらに言えばフランケルは気性の激しさを指摘されていたこともあり、それは産駒に悪影響を及ぼさないかも懸念点だ。

これらの可能性を更に深く探るために、国内の兄妹馬の実績も確認してみよう。

馬名 距離適性 生年 獲得賞金総額 母父 主な勝鞍
モズアスコット 短中距離・中距離 2014年 4億3571万円 India ヘネシー 18’安田記念(G1)
ソウルスターリング 短中距離・中距離・中長距離 2014年 3億332万円 スタセリタ Monsun 17’優駿牝馬(G1)
グレナディアガーズ 短中距離・中距離 2018年 2億4405万円 ウェイヴェルアベニュー Harlington 20’朝日杯フューチュリティS(G1)
サトノセシル 中距離・中長距離・長距離 2016年 1億1647万円 Dupe Observatory 21’洞爺湖特別(2勝クラス)
タニノフランケル 短中距離・中距離 2015年 9279万円 ウオッカ タニノギムレット 18’大原S(1600万下)
ショウナンアリアナ 短中距離・長距離 2016年 8552万円 Restiadargent Kendargent 19’北摂特別(1000万下)
モンファボリ 短中距離 2018年 8188万円 フォエヴァーダーリング Congrats 22’手稲山特別(2勝クラス)
クーファウェヌス 短中距離・中距離 2015年 7785万円 イーデンズコーズウェイ Giant’s Causeway 21’佐世保S(3勝クラス)
オーロラフラッシュ 短中距離 2017年 5523万円 Squeeze Danehill Dancer 21’名古屋日刊スポーツ杯(2勝クラス)
ミスエルテ 短中距離 2014年 4742万円 ミスエーニョ Pulpit 16’ファンタジーS(G3)

距離適性は1400〜2000mでソウルスターリング、モズアスコットなどのG1馬も輩出。

クラシックディスタンスで結果を出せている馬もいるので、ダービーまでなら結果を出せる可能性もある。

1つ怖いのはやはり親譲りの気性の荒さ。

ソウルスターリングは優駿牝馬を制覇したあと、気性面が問題になり結果を出せず苦しむようになった。

逆にモズアスコットの場合は3歳馬後半から気性難が薄れ、G1で勝てる馬になったなど好例も存在する。

この事から、フランケルl産駒は気性さえどうにかできれば、長く結果を出せる名馬になれる可能性を秘めていると言えるだろう。

今後、上で挙げた2頭のG1馬以上のポテンシャルを持った馬が出てきてもおかしくない。

なにせ、デビューから引退まで一度も負けなかった馬の子供だ。

ジーティーパワーには日本でも敵なしの強さを持った名馬になることを期待したい。

調教師は矢作芳人

ジーティーパワーの調教師は矢作芳人。

西の名門と呼ばれていて、コントレイルやリスグラシューなど現在までに数々の名馬を生み出している。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
コントレイル 2017年 21’ジャパンC(G1) 11億9529万円
リスグラシュー 2014年 19’有馬記念(G1) 8億8738万円
スーパーホーネット 2003年 08’毎日王冠(G2) 5億3538万円
グランプリボス 2008年 11’NHKマイルC(G1) 5億1329万円
モズアスコット 2014年 18’安田記念(G1) 4億2171万円
リアルスティール 2012年 16’ドバイターフ(G1) 4億1676万円
ラヴズオンリーユー 2016年 19’優駿牝馬(G1) 3億3874万円
パンサラッサ 2017年 22’ドバイターフ(G1) 3億1670万円
ダイワマッジョーレ 2009年 13’京王杯スプリングC(G1) 2億9932万円
ステイフーリッシュ 2015年 18’京都新聞杯(G2) 3億30万円

フランケル産駒の出世頭、モズアスコットを育て上げたのもこの矢作調教師。

しかも、モズアスコットの賞金総額は矢作厩舎の中でも序列は5番目に高く、同じ産駒のジーティーパワーもしっかり仕上げてくれることだろう。

課題があるとすれば、モズアスコットがG1で勝てる馬になるまでに3歳後半まで時間がかかったことだ。

フランケル産駒には気性の問題が度々指摘されており、調教次第だが矢作調教師が気性に難のある馬が得意だという話は聞かない。

それでも毎年勝利数の1位争いをする名門中の名門。

短中距離を主戦場にするG1馬は多数輩出しているので、ぜひジーティーパワーにも名馬の道を歩ませて欲しい。

鞍上は誰になるか

調教師と生産者の組み合わせから、鞍上が誰になるかを考察してみる。

矢作厩舎とノーザンファームの組み合わせで、新馬戦の騎乗数が多いのは坂井瑠星藤岡佑介の2人。

どちらも200人近くいる騎手の中でも上位に入る実力を持っているが、新馬戦の勝率は坂井瑠星騎手の方が高い。

ジーティーパワーの落札金額などの期待値の高さを考えると、鞍上は坂井瑠星が務める可能性が高いだろう。

ジーティーパワーがデビューの際に鞍上の可能性が高い坂井瑠星騎手

坂井瑠星騎手はフランケル産駒の名馬であるモズアスコットの追い切りを務めたこともあるので、ジーティーパワーの鞍上を務めることにも不安は感じない。

新馬戦から結果を出し、お手馬としてG1での勝利まで連れて行ってくれることを期待しよう。

ジーティーパワーの管理は田畑利彦

管理は田畑俊彦さんで、ライオンレースホースという法人の代表だ。

ライオンレースホースは一口馬主を募る馬主。

その一口馬主が募れない理由がある場合は、代表が個人で馬を保有するという名義の使い分けをしているようだ。

ジーティパワーも2022年に骨折してしまった為、管理は田畑さん個人管理に。

今までの保有馬も確認してみたが、やはり故障などなんらかの理由を抱えた馬ばかりだった。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
トシギャングスター 2007年 12’薫風S(1600万下) 8,471万円 (中央) /308万円 (地方)
ティーエスクライ 2012年 18’かもめ島特別(1000万下) 8,173万円
キングオブロー 2009年 14’クリスマスC(1600万下) 7,945万円 (中央) /81万円 (地方)
ティーエスネオ 2011年 16’木津川特別(1000万下) 7,989万円
サンキューユウガ 2016年 21’4歳以上2勝クラス 6,717万円
ゴーイングベル 2010年 15’4歳以上500万下 5,683万円
マイウェイアムール 2015年 19’富嶽賞(1000万下) 4,863万円
ナイスプリンセス 2016年 21’4歳以上2勝クラス 4,596万円
ベリースコール 2013年 17’3歳以上500万下 3,772万円
ペガサスシャーイン 2014年 17’鳥取特別(1000万下) 3,596万円

結果を残せた馬はおらず、名馬という名馬は法人名義の2014年のG1のJBCスプリントを制したドリームバレンチノのみ。

直近で目立った馬で言うと、G3の福島記念の勝利馬のユニコーンライオンが善戦はしているかな、くらいで最近では落札額3億超えのテンカハルも苦戦中。

何がなんでもこのフランケル産駒のジーティーパワーには名馬になってもらわないといけない現状だ。

血筋に鞍上、調教師は間違いがないので、田畑さんには騎乗依頼やローテでミスだけないように願いたい。

ジーティーパワーは有名馬の道を歩めるか?

ここまでジーティーパワーの血統や成績、騎手やオーナーなど様々な面で紹介してきた。

ポテンシャルとしてまだまだ未知数な部分が多いFrankelだが、爆発すればG1を総なめにできる雰囲気は感じさせている。

周りを固める環境は好材料が揃っているので、これからの競馬界をになう存在になってくれることを期待しよう。

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