フィッシャーズ・ンダホがJRA個人馬主資格を取得!過去にも一口馬主の経験もあるが持ち馬のワンダホーのポテンシャルや次走予定を紹介!
どうも、競馬口コミダービーの管理人の木口順一だ。
YouTuberグループフィッシャーズ(Fischer’s)の一員として有名なンダホさん。
そのンダホさんは大の競馬好きで知られているが、2023年9月3日になんと馬主デビューしていることが調べでわかった。
ンダホさんはどのような経緯で馬主になったのか、そしてその持ち馬のワンダホーはどれくらいのポテンシャルを持っているのか。
さらに今後どのような走りを見せてくれるのかなどをまとめていこうと思う。
- フィッシャーズとは?
- フィッシャーズ・ンダホって誰?
- ンダホさんはどれくらい競馬が好き?
- 競走馬ワンダホーのポテンシャル
- ワンダホーの次走情報
フィッシャーズとは?
フィッシャーズはシルクロード、マサイ、モトキ、ダーマ、ザカオ、そしてンダホによりる6人組のYouTuberグループだ。
「思い出系ネットパフォーマー」と名乗り、誰でも楽しめるような遊びや企画をYou Tubeを中心に発信し続けている。
そのチャンネル登録者数はなんと831万人。
日本人で初めて総再生数が100億を突破し、今もなお様々な記録を更新し続けている人気っぷりだ。
そんなフィッシャーズは音楽活動もしているが、その作詞作曲とメインボーカルを担当しているのが今回紹介するンダホさん。
ンダホさんはどんな人物なのか、ざっくりではあるが説明しておこう。
フィッシャーズ・ンダホって誰?
本名・本田千聖。
元はフィッシャーズとして活動する傍ら、社会人として働いていたが現在は専業へ。
ドッキリを受ける側をメインとして動画で視聴者を楽しませたり、音楽活動でもロックインジャパンに出演するほどの規模感で活躍している。
そんなンダホさんは大の競馬好きとしても有名だ。
小学5,6年生の時にディープインパクトのクラシック三冠制覇の瞬間をテレビで見て「こんなにたくさんの人が競馬で盛り上がっているのか」と興味を持ったのだとか。
そこから競馬について調べ始め、特にディープ産駒の牝馬に思い入れがあったという。
20歳になって初めて競馬場に見に行ったのは、ディープ産駒で史上4頭目の牝馬三冠馬になったジェンティルドンナ。
その引退の決まっている最後の有馬記念だ。
牝馬が勝つことが難しいと言われている牡牝混合のレースだったが、ジェンティルドンナは見事勝利。
有終の美を飾ったことにより、ンダホさんの競馬熱はさらに上がっていったという。
その競馬熱はうちに秘めることなく、行動に表れていくことになる。
ンダホがJRA個人馬主資格を取得!競走馬も購入済みなことも明かす
2023年9月3日、フィッシャーズのユーチューブチャンネルでンダホさんはJRA個人馬主資格を取得して競走馬を既に購入していることを発表。
「夢が叶ったので、本名公開します!【ご報告】」というタイトルで馬主として資格を取ったことから本名を公開したことや、その詳細についてメンバーとともに語っている。
動画後半では実際に購入した持ち馬に会いに行く様子も。
調教や洗い場での様子も公開されていて、さらに最後には青基調で、赤十字のたすき、袖に黄色の輪があしらわれた勝負服も公開している。
以前から芸能人が競走馬を購入することはあったが、YouTuberとしてJRA個人馬主資格を取ったのはンダホさんが初。
今後も動向については自身たちのYou Tubeチャンネルで逐一公開していくという。
ちなみに中央競馬の馬主になるには7500万円以上の現金資産や、2年以上の年収1700万円以上、さらにJRA個人馬主2名の推薦などかなりハードルが高い中でンダホさんはクリアしたことになる。
その経済力やコネクションにも驚くばかりだ。
ンダホは以前にもジェラルディーナ等の一口馬主になったことも
ンダホさんは競走馬を購入する前から一口馬主に出資していたのも有名な話だ。
YouTuberとして活動するさらに前、ンダホさんはガソリンスタンドでバイトをしていてその時に仲良かったお客さんの車に一口馬主の募集馬のカタログを発見。
元から競馬は好きだったが、そこで初めて一口馬主の制度を知り、興味を持ったという。
お金が貯まったある日、一口馬主の2次募集に間に合い出資することを決意し、その時にまだ募集のあった3頭に出資。
キャロットファームからトゥルーヴィル、ブレッシングレインの2頭、サンデーレーシングからディアスティマの1頭という全て思い入れのあるディープインパクト産駒でのチョイスだった。
そしてなんとこの3頭は初出資ながら新馬戦全勝で終わり、その後も結果は上々。
特にディアスティマは何回も重賞で掲示板内に入り、獲得賞金総額は1億5000万円近い活躍を見せている。
このことからンダホさんは金持ちの道楽的なものではなく、優れた相馬眼を持っていることがわかるだろう。
その後、満を持してンダホさんは、初めて生で競馬を見た思い入れのあるジェンティルドンナの産駒で一口馬主の出資先を探し始めた。
そして初めて一口馬主に出資した翌年の2019年に、ジェンティルドンナ産駒のジュラルディーナに出資。
そのジェラルディーナは2022年にエリザベス女王杯で勝利し、2022年JRA最優秀4歳以上牝馬の栄光を手にするほどの名馬となった。
他にもその将来を期待されながらも、2023年5月28日の日本ダービーのレースで急死したスキルヴィングに出資していて亡くなった時に悲痛なコメントを出しているなどその競馬への愛や情熱は本物と言える。
ンダホの所有する競走馬ワンダホー
ここからはンダホさんが購入した競走馬について解説していこう。
実際の画像やプロフィールはこちら。
馬名 | ワンダホー |
---|---|
生年月日 | 2021年4月22日 |
鞍上経験 | – |
脚質 | – |
生産者 | 社台ファーム |
馬主 | 本田千聖 |
調教師 | 加藤征弘 |
獲得賞金総額 | 0円 |
POG指名数 | – |
セリ落札価格 | 2530万円(2023年 千葉サラブレッドセール) |
父 | レイデオロ (主な勝鞍:ダービー、秋の天皇賞) |
母 | アオゾラペダル |
母父 | ホワイトマズル |
ンダホさんが所有している競走馬の名前はワンダホー。
千葉サラブレッドセールの平均落札価格は2210万円なので、目安程度だが期待値の高い馬なことがわかる。
それではこのワンダホーが今後どんな走りを見せてくれるのか、今わかる情報からそのポテンシャルを解説しよう。
レイデオロ産駒の血統から見るポテンシャルについて
競走馬ワンダホーは今後、どんな走りを見せてくれるのか。
父親レイデオロの特徴と兄妹馬を合わせて比較して、割り出した産駒や血統の傾向からワンダホーの今後について推察していく。
まず父レイデオロの現役時代の特徴はこちら。
- 適正距離は中距離・中長距離
- 成長タイプは普通
- 両周り得意
- 芝適性
- 気性は穏やか
中距離と中長距離に適性があり、ダービー馬として名高いレイデオロ。
長距離にあたる菊花賞は回避しているが、素直にレイデオロの距離適性さえ出ればワンダホーも芝2400mのダービーまでは圏内と言える。
さらにそのポテンシャルを兄妹馬の経歴から可能性を深掘りしたいところだが、レイデオロ産駒がデビューしたのは2023年になってばかりでデータが少ない。
今まで結果の出ている産駒ばかりに出資してきたンダホさんだが、持ち馬としてはかなり青田買いに近い買い方をしているのかもしれない。
もし名馬の道を進めるのであれば、今後ワンダホーにはダービーはもちろんレイデオロの果たせなかった皐月賞勝利を期待したい。
ワンダホーの次走はいつ?(2023年12月15日更新)
デビュー戦は2023年12月16日土曜日、中山競馬場の5レース右回り2000mで決まった。
18頭立てのレースで想定人気は9番目、低く見えるかも知れないが上位人気は実績のある馬主かつワンダホーは実績より将来性含みの血統なのに対してキタサンブラック産駒など既に実績のある馬ばかりなので人気としてはかなり上位と見ていいだろう。
鞍上を務める横山武史騎手は1週間前の追い切りで「これからの馬で完成は先かな」とコメントしていて、少し弱腰気味。
ただしワンダホーの走るこの2000mはポテンシャルがないと走れない部類に入るので、陣営もある程度期待を込めているのは確かだ。
まずは初陣、いい走りを期待して週末を迎えよう。
調教師の加藤征弘について
年度別成績は最高位9位。
それだけ聞くと実力のあるようには聞こえるが、近年は平均20位そこそこで名馬という名馬を生み出せていない印象だ。
今まで加藤さんが担当した馬を獲得賞金額順に確認してみよう。
馬名 | 生年 | 主な勝鞍 | 賞金総額 |
---|---|---|---|
トーセンブライト | 2001年 | 09’黒船賞(G3) | 2億5458万円 |
シャドウゲイト | 2002年 | シンガポール航空国際C | 2億6433万円 |
フィフスペトル | 2006年 | 11’京成杯オータムハンデキャップ(G3) | 2億5373万円 |
ピットファイター | 1999年 | 04’武蔵野S(G3) | 1億9335万円 |
トーセンアドミラル | 2007年 | 13’マイルグランプリ(G) | 7,915万円 (中央) /8,775万円 (地方) |
ブルーミンバー | 2005年 | 11’信越S(OP) | 1億4544万円 |
ソリッドスライダー | 2001年 | 07’稲村ヶ崎特別(1000万下) | 1億2874万円 |
パワーストラグル | 2006年 | 白山大賞典 | 9,807万円 (中央) /2,790万円 (地方) |
ホワットアリーズン | 1997年 | 02’上総特別(1000万下) | 1億2330万円 |
トーセンカンビーナ | 2016年 | 20’松籟S(3勝クラス) | 1億2161万円 |
獲得賞金上位はかなり過去の馬が多く、それだけでも近年あまり結果が出せていないことがわかるだろう。
とは言え、現在180名いる調教師で20位程度の成績を記録できているのはかなり実力のある部類で、これ以上の調教師に頼みたいとなっても個人馬主だと難しい部分もあるだろう。
実績のない個人馬主として、加藤さんに頼めるのはむしろ好条件。
加藤さんにはワンダホーで、初のG1勝利馬に導いてくれることを期待しよう。
鞍上は横山武史
勝率ランキングで言えば5本の指に入る横山武史騎手。
ジャスティンパレスや引退したエフフォーリアなど数々の名馬の鞍上を務めてきた名ジョッキーだ。
加藤厩舎と生産者の社台ファームの組み合わせで、昨年新馬戦を務めることが1番多いのでここは言っても既定路線。
ンダホさんが一口馬主として出資したジェラルディーナの重賞初勝利も鞍上は横山騎手だったので、個人的なラブコールを送るなんてこともあるかもしれない。
あとはワンダホーがここ何戦か結果を出し、乗り替わりなく主戦騎手を務めてくれれば距離的にも伸ばせると陣営も考えているのもありクラシックへの道が開けていくことになるだろう。
フィッシャーズ・ンダホの馬主キャリアは今後どうなるのか?
ここまで馬主としてンダホさんがどんな経歴を歩んできたか、そしてその持ち馬のワンダホーがどんな走りをしれくれるかを解説してきた。
初戦勝利でもできれば間違いなく競馬界を盛り上げる存在になるし、万が一G1勝利なんてことになればお祭り騒ぎだろう。
今後もンダホさんの馬主キャリアを追いつつ、ワンダホーの走りも追い続けるので見逃さないようにしていてくれ。