歴代最強馬ランキング1位は?世界も目指せる日本競馬の最高到達地点
どうも。競馬口コミダービーの管理人木口順一だ。
競馬ファンの永遠のテーマ、今まで数多の名馬が出てきたわけだがその中で最強はどの馬なのか。
地方馬としてデビューし、そのあまりの強さで中央競馬に主戦場を移したあともG1で無類の強さを誇ったオグリキャップ。
競馬界を変えたと言っても過言ではないほどの走りを見せたディープインパクトなど、世代や見てきたレースによってその定義や順位は変わることだろう。
そこで今回はこの議論に終止符を打とうと思う。
「強さとは何か」を完璧にデータ化した上に、総合的な強さだけでなく距離や世代などのカテゴリー別で最強の競走馬をランキング形式で紹介。
昔からのファンはもちろんのこと、最近競馬を始めた人でも知っているあの名馬をしのぐ強さを持った馬はいるのかなど、ぜひ最後までお楽しみいただきたい。
【2024年最新】現行の競走馬を熟知した無料予想を受け取れるサイトトップ3
競走馬の数は増加傾向、近年ではJRAの登録馬は9000頭を超える年もある。
その1頭1頭に成長曲線や調子の良し悪し、陣営の思惑が絡んでくるとなると、注目されている馬を追うだけでもその情報量は膨大だ。
競馬を観戦して楽しむだけならザッと押さえていればいいが、こと予想で勝とうと思うならかける時間も労力もとんでもないことになるだろう。
そこで今回は歴代の最強馬のランキングとは別に競走馬のことを熟知し、賞金ランキング上位の馬を倒す伏兵の穴馬すら押さえるプロの競馬予想サイトを3つ紹介する。
競馬予想サイトは毎週末予想を公開していて、その買い目は個人では不可能なレベルの情報収集や裏づけ作業を行い、プロの馬券師が提供している。
それを見れば巷で言われている競走馬の実力が本当に正しいかなどの判断にも使えるだろう。
今回は無料で提供される予想を実際に継続的に使って、特に結果の良かったトップ3の成績もまとめた一覧がこちら。
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順位 名前 | 概要 | 成績 的中率 | 利益 平均利益 回収率 | 投資金額 平均投資 |
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1位 | ベテラン馬券師と 最新AI! | 19戦13勝6敗 的中率68.4% | +749,900円 平均+39,468円 457.1% | 21,000円 平均11,053円 |
2位 | この道20年の プロが監修! | 19戦13勝6敗 的中率68.4% | +114,540円 平均+6,028円 | 77,000円 平均4,053円 |
3位 | 戦績でわかる | 97戦67勝27敗 的中率72.2% | +1,060,050円 平均+10,928円 318.6% | 485,000円 平均5,000円 |
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最強を決めるその前に!強さの定義を明確化!
それでは改めて歴代の中での最強馬について紹介していく。
ランキングを発表する前に、強さを比較するにあたって必要な項目と基準を用意した。
強さを測るにあたって、その基準として定めたのは6つ。
強さの基準 | 詳細 |
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生涯成績 | 単純な出走数・勝率など。 馬がランクインしてしまうので複数項目で判断。 |
生涯獲得賞金 | こちらも生涯成績と同じく参考程度に。 例えばクラシックに出ずとも徹底的なマイル路線の短いローテーションなら |
重賞勝利数 | 単なるグレードレースで勝利した数ではなく、 同じG3でもステップレース的な位置づけなのかや |
G1勝利数 | こちらもまたG1の中での格を意識。 クラシックディスタンスのレースは原則ポイントが高い。 |
勝率・連対率・複勝率 | 素晴らしい勝ち鞍を上げていても、普段凡走しているのなら最強とは言えない。 勝ちだけでなく、安定感まで重視。 |
レース内容 | 例えば同じダービーでの勝ち鞍でも、横並びがどれだけ強かったかまで計測。 もしくは勝ったとして後続にどれだけ差をつけていたかなども審査に加味。 |
こういった最強馬を議論する時に厄介なのは、馬ごとの知名度の違いと世代間の認識の差だ。
戦績としてはAの馬の方が強いのに、人の心に残ったレースは馬Bの方だとすると馬Bの方がなんとなく強い雰囲気でネットでは語られてしまったりする。
さらにリアルタイムで最初に見た思い入れの強い馬ばかりに注目してしまい、競馬熱が冷めずとも前より熱くない時期に見たレースで強かった馬は記憶に残ってないなんてことも強さを議論する時に話をややこしくしてしまう大きな原因の一つだろう。
競馬口コミダービーではそういった感情論は一切排除!
その上で今までのデータを色んな目線ですり合わせていき、冷静にまずは総合ランキングを10位から1位まで決めたので確認していこう!
歴代最強馬ランキング総合トップ10位を発表!
選考基準が整ったところで、いよいよ歴代最強馬を発表していく!
ランキングトップ10はこちら!
トップ10!!!
- 10位:ウオッカ
- 9位:テイエムオペラオー
- 8位:サイレンススズカ
- 7位:シンボリルドルフ
- 6位:エルコンドルパサー
- 5位:キタサンブラック
- 4位:アーモンドアイ
- 3位:?????
- 2位:?????
- 1位:?????
まずトップ3より前の順位はこんな感じ。
自分が最強候補だと思った馬が入っている場合も、まだ名前が見えていない場合もこのあとのトップ3を納得するためにも理由とともにまず4位までの馬を紹介していきたいと思う。
10位:牡馬顔負けの走り「ウオッカ」
馬名 馬主 調教師 | ウォッカ 谷水雄三 角居勝彦 (栗東) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 26戦10勝 [10-5-3-8] 13億487万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 8勝 7勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 38.4% 68.1% 81.8% |
代表的な勝ち鞍 | 09’ジャパンカップ, 08’天皇賞(秋) |
まずランキング10位はウォッカ。
牝馬として史上3頭目、64年ぶりに牡馬を押しのけて日本ダービーを制覇した存在として知る競馬ファンも多いはずだ。
同世代のライバルはダイワスカーレット、数々の名勝負を繰り広げたこともあり人によってはそちらを推す声も強いはずだ。
もちろん異論はない、そう言えるほどにこの2頭は当時牝馬とは思えないほどの活躍ぶりを見せてくれた。
しかし今回は牝馬王道路線の中、4歳で引退したダイワスカーレットではなく、牝牡混合でも結果を残し、古馬とも3歳の若さにして渡り歩いたウォッカの方が総合トップ10のランクインにふさわしいと考えたのでその点はご容赦いただきたい。
もしダイワスカーレットがウオッカと同じく5歳まで走り続けていたらもしかしたら順位も変わっていたかもしれないと考えてしまうほどの僅差だった。
そんな2頭の印象深いレースは4歳時の天皇賞・秋。
レースはダイワスカーレットがハナを切ってペースを作る展開。
直線では逃げる2番人気ダイワスカーレットを3番人気ディープスカイが捉えるにかかる、さらにその外からウオッカが猛追。
1度はかわして1番人気ウォッカが先頭に立つも、内から伸び返したダイワスカーレットが再び迫って並んでゴールイン。
あまりの接戦に写真判定の時間は13分を要したが、結果はハナ差でウオッカの勝利。
3歳時に敗北を喫してきたダイワスカーレットに見事にリベンジを果たして見せ、それと同時に1つ下のダービー馬ディープスカイをも下した。
翌年もG1を3つ勝ち、合計G1競走7走で引退したウオッカ。
名牝と呼ばれるウォッカだが、その存在を一際輝かせたのは同世代のダイワスカーレットで間違いないはずだ。
ちなみにこの時実況を努めていた青嶋アナのセリフ「大接戦!大接戦のゴール!」が「大接戦ドゴーン!」と聞こえた話は有名であり、ウマ娘でも小ネタとして盛り込まれている。
9位:記録づくめの名馬「テイエムオペラオー」
馬名 馬主 調教師 | テイエムオペラオー 竹園正繼 岩元市三 (栗東) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 26戦14勝 [14-6-3-3] 18億3518万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 12勝 7勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 53.8% 79.1% 91.6% |
代表的な勝ち鞍 | 00’ジャパンカップ, 00’有馬記念 |
ランキング第9位はテイエムオペラオー。
20世紀末に圧倒的な強さを見せた事でつけられた名は「世紀末覇王」。
初めて制したG1は3歳の時の皐月賞だが、本当の実力を見せ始めたのは4歳から。
G2京都記念から始動すると、その年は8戦8勝(G1競走5勝、G2競走3勝)の圧倒的な結果で競馬界が激震。
年間無敗でグランドスラム(天皇賞(春)→宝塚記念→天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念)を達成した馬はテイエムオペラオー1頭のみ、この記録を達成できる馬は今後もなかなか現れないだろう。
今では更新された記録こそあるが、引退時には多くの記録を持っていたので紹介しておこう。
輝かしい実績
- 歴代獲得賞金世界1位
その金額18億3518万9000円 - 歴代最高年間賞金獲得
その金額10億3600万4000円 - G1最多勝利
7勝 - G1最多連対
11連対 - G1最多連続連対
9連続 - G1最多連勝
6連勝 - 重賞最多勝利
12勝 - 重賞最多連勝
8連勝 - 重賞年間最多勝利
8勝 - 天皇賞最多勝
3勝
引退時に10個のタイトルを持って引退した競走馬は、過去を見てもテイエムオペラオーだけ。
獲得賞金においても、現代より当時は各レースの賞金が低かった事を考えれば相当な金額を稼いでいたのは間違いない。
今もなお『覇王』としてテイエムオペラオーが語り継がれているのは、この圧倒的な成績があったからこそだと言い切れる。
8位:大逃げと言えばこの馬「サイレンススズカ」
馬名 馬主 調教師 | サイレンススズカ 永井啓弍 橋田満 (栗東) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 16戦9勝 [9-1-0-6] 4億5,598万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 5勝 1勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 56.2% 66.6% 66.6% |
代表的な勝ち鞍 | 98’宝塚記念、98’毎日王冠 |
ランキング第8位はサイレンススズカ。
最近の競馬ファンだとサイレンススズカ=ウマ娘の印象を持つ人が多いだろう。
圧倒的な逃げを見せていた馬として知る人も居るだろうが、実はG1勝利は1度だけ。
クラシックでも日本ダービーで9着惨敗など、これまでに紹介してきた最強馬達のように、国外で活躍を見せていた訳や3冠馬でもない。
それなのにも関わらず、なぜこれだけ多くの競馬ファンがサイレンススズカが強いと語り継いできたのか。
それはやはり、見るものを唖然とさせる逃げっぷり、あまりの強さに「異次元の逃亡者」の異名がつけられたほどだ。
その強さを遺憾なく発揮したとされるのが、本格化した5歳時に見せた毎日王冠。
それまで無敗だったグラスワンダーや後に凱旋門賞2着となるエルコンドルパサーを抑えて2.1/2で逃げ切り。
このレースで中距離においては敵が居ないと知らしめたサイレンススズカだが、次走の天皇賞・秋で予後不良に。
怪我なく最後まで走りきっていたらどれほどの活躍を見せていたのだろうかと今でもファンの中で思っている人は多いはずだ。
2022年の天皇賞・秋でこのサイレンススズカを彷彿とさせる大逃げをパンサラッサが演じた事で、より一層サイレンススズカの名が周知される事となったのは間違いない。
これまでも、そしてこれからも語り継がれる名馬、サイレンススズカを覚えいていくれ。
7位:元祖最強「シンボリルドルフ」
馬名 馬主 調教師 | シンボリルドルフ シンボリ牧場 野平祐二 (美浦) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 16戦13勝 [13-1-1-1] 6億8482万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 10勝 7勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 86.7% 93.3% 100% |
代表的な勝ち鞍 | 85’ジャパンカップ、85’有馬記念 |
ランキング第7位はシンボリルドルフ。
史上初の「無敗の3冠馬」として知られるシンボリルドルフ。
同時に、史上初の「G1競走7勝」を挙げた名馬で、その強さや馬名から「皇帝」や「七冠馬」と多くのファンから呼ばれていた。
国内では馬券内を外した事がないのはもちろん、レコード勝利3回とまさに皇帝呼ばれるに相応しいレース結果を残していたシンボリルドルフ。
当時は凱旋門賞挑戦プランなどもあったが、残念ながらそれは叶わず幻の海外遠征となった。
最終的には引退レースとなったサンルイレイHでアメリカ遠征をしたが、結果は6着と唯一3連対を外す結果に。
引退後、種牡馬として名を馳せる事はなかったものの奇跡の復活劇を遂げた「トウカイテイオー」を輩出したのは有名だ。
今は亡き名馬を知らなかった人はこの機会に名前だけでも覚えてほしい名馬の1頭。
6位:海外の可能性を見せた「エルコンドルパサー」
馬名 馬主 調教師 | エルコンドルパサー 渡邊隆 二ノ宮敬 (美浦) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 11戦8勝 [8-3-0-0] 3億7607万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 5勝 4勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 72.7% 100% 100% |
代表的な勝ち鞍 | 99’サンクルー大賞、98’ジャパンカップ |
ランキング第6位はエルコンドルパサー。
11戦8勝で2着3回と、引退まで連対を外さない安定感を見せたエルコンドルパサー。
1997年から98年に5連勝でNHKマイルCを制すと、秋は毎日王冠・ジャパンCと古馬達に挑戦。
毎日王冠では異次元の逃亡者「サイレンススズカ」に完敗するが、ジャパンCでは同世代のダービー馬「スペシャルウィーク」や女傑「エアグルーヴ」を撃破。
これだけでもなかなかの成績ではあるが、エルコンドルパサーの名が語り継がれるようになる出来事は翌年に起こる。
なんと1999年にエルコンドルパサーが選んだのは海外挑戦。
5月からフランス遠征を敢行すると、初戦のイスバーン賞で2着。
7月にはサンクルー大賞を制覇して、日本調教馬として初の海外中長距離G1制覇を成し遂げた。
これだけでも後世に語り継がれる結果だが、その名を轟かせたのは凱旋門賞。
今でこそ毎年のように日本馬が挑戦する凱旋門賞、しかし、当時に至っては挑戦は無謀とさえ揶揄されていた。
今は「凱旋門賞制覇は日本の悲願」のイメージかもしれないが、エルコンドルパサー出走時は「登れるわけがないほど果てしない高い壁の挑戦」と言っても過言ではなかったはずだ。
レースの結果はというと、フランス馬のモンジューに惜しくも敗れる2着。
最近の競馬ファンからすれば、ナカヤマフェスタの2着やオルフェーヴルの2年連続2着と2着に入ったことからそれほど、珍しいとも思えないかもしれない。
しかし、エルコンドルパサーの前だと、1986年のシリウスシンボリが14着。
それ以前となると、メジロムサシ(1972年)、スピードシンボリ(1969年)が挑戦したがこちらも惨敗を喫している。
つまり、凱旋門賞へ挑戦する事が日本の悲願としての第一歩を築いたのは間違いなくエルコンドルパサーなのだ。
エルコンドルパサーなくして、今の近代競馬達の挑戦はないとも言えることから歴代最強馬を決める上で外すことのできない存在と言えるだろう。
5位:遅れてきた最強「キタサンブラック」
馬名 馬主 調教師 | キタサンブラック 大野商事 清水久詞 (栗東) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 20戦12勝 [12-2-4-2] 18億7684万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 10勝 7勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 60% 70% 90% |
代表的な勝ち鞍 | 17’有馬記念、16’ジャパンカップ |
ランキング第5位はキタサンブラック。
大物歌手、北島三郎の持ち馬として有名で、初めてG1タイトルを届けた馬だ。
引退年は2017年、もともと人気のある馬だったというわけではなく、2歳でスプリングSまで3連勝だったにもかかわらず、迎えた皐月賞は4番人気止まり。
その皐月賞も3着に善戦、途中惨敗はあるもののセントライト記念、菊花賞で勝利を収めたにも関わらず同世代に早くから結果を出したドゥラメンテやリアルスティールが台頭していることから最強候補には名前がなかなかあがらなかった。
そんな中、転機は主戦騎手が北村宏司から武豊に変わったことが挙げられ、ここから「キタサン祭り」が始まった。
4歳にあたる2016年は6戦3勝(G1は2勝)、2017年は6戦4勝(G1は4勝)と次々にタイトルを取っていった走りは圧巻の一言。
天皇賞春秋も連覇、当時の平地G1最多タイ7勝など名実ともに一気に名馬へと成り上がった。
キタサンブラックが最強馬とまで呼ばれる程の馬となったのは、能力や成長はもちろんだが、名手武豊が手綱をとった事も間違いなく理由の1つだ。
ラストランとなる有馬記念では、勝利インタビュー後にオーナーの北島三郎氏が自身の名曲『まつり』を披露していたのは未だに忘れない。
4位:最強の牝馬「アーモンドアイ」
馬名 馬主 調教師 | アーモンドアイ シルクレーシング 国枝栄 (美浦) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 15戦11勝 [11-2-1-1] 15億1956万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 10勝 9勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 73.3% 85.7% 92.8% |
代表的な勝ち鞍 | 20’有馬記念、19’天皇賞(秋) |
ランキング第4位はアーモンドアイ。
競馬ファンなら牝馬最強は誰しもがアーモンドアイを推すことだろう。
3冠牝馬、G1史上最多の9勝など語り出せばキリがない程の記憶や記録があるものの、何と言っても衝撃だったのは3歳時のジャパンC。
このレースは3冠牝馬となり迎えたアーモンドアイの7戦目。
それまでのレースぶりやジェンティルドンナ以来の3冠牝馬とだけあって、単勝は1.4倍の支持を集めていた。
レースは果敢にも逃げを打ったキセキを見る形で3番手の好位置。
直線に向いてからは楽な手応えから鞍上のルメールが追い始めると、ぐんぐんと加速を見せて楽に先頭に立った。
そのままゴール板を駆け抜けたアーモンドアイだが、レースタイムが表示されると会場からはとてつもない歓声が沸き上がった。
表示されたタイムはなんと世界レコードとなる”2分20秒6″。
それまでの記録である2分21秒98を1.6秒も上回る大レコード勝利。
その後、敗れる事もあったとはいえ、平地G1最多の9勝やこの世界レコードが抜かれる事は当面ないはずだ。
3位:気性△能力◎「オルフェーヴル」
馬名 馬主 調教師 | オルフェーヴル サンデーレーシング 池江泰寿 (栗東) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 21戦12勝 [12-6-1-2] 13億4408万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 11勝 6勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 57.1% 82.3% 88.2% |
代表的な勝ち鞍 | 11’有馬記念、11’東京優駿 |
ランキング第3位はオルフェーヴル。
「金色の暴君」とも呼ばれた史上7頭目の3冠馬だ。
1988年以来の東京開催となった皐月賞で1冠目を奪取すると、次の日本ダービーでは池添謙一騎手を軽々とダービージョッキーにしてみせた。
そして挑んだディープインパクト以来の3冠目、菊花賞では単勝1.4倍の期待に応えて見事勝利!
デビュー戦のゴール後には池添騎手を振り落としたが、3冠馬となったゴール後も外ラチに向かって逸走。
デビューの時と同じように池添騎手は振り落とされ、オルフェーヴルが暴君と呼ばれている理由を遺憾なく発揮した。
その後も海外競馬では凱旋門賞2度の2着など、夢を見させてくれたオルフェーヴルだがベストレースは2012年の阪神大賞典を挙げたい。
3冠馬、そして有馬記念制覇の翌年とだけあって、単勝は1.1倍の圧倒的1番人気。
レースが動いたのは2周目、抑えきれなかったオルフェーヴルがまさかの先頭に立って向正面へと入っていく。
その後、最後の第3コーナー入り口でまさかの出来事が・・・。
鞍上の池添騎手が手綱を引き、オルフェーヴルがずるずると後退していく。
誰もが「故障発生か!?」と思ったのも束の間、オルフェーヴルがハミを取り直した。
第4コーナーでは再度馬群に取り付き、大外からまくって迎えた直線。
大きく逸走したハンデを抱えながら勝利という異次元なレースになるとも思われたが、道中に脚を使いすぎた結果、最後は内からロスのない競馬をしたギュスターヴクライに敗戦。
この時のレースを元騎手の福永祐一ジョッキーがとあるTV番組で語っていた。
レース中の騎手達は先頭から逸走するオルフェーヴルを見て故障だと思っていたそうだ。
しかし、実際はオルフェーヴルがレースを終えたと勘違いしていただけだったため、すぐにレースに復帰。
騎手達は既にオルフェーヴルが居なくなっていると思っていたにも関わらず、外からオルフェーヴルが再度進出してきた事に驚愕。
この時、元騎手の安藤勝己ジョッキーは「戻ってきたぁ!!」と周りのジョッキーにも聞こえる程の声を上げたんだとか。
この話を聞いた時は俺も思わず笑ってしまった(笑)。
記録にも、記憶にも残る名馬。それがオルフェーヴルだ。
2位:シンボリルドルフ超え!「ディープインパクト」
馬名 馬主 調教師 | ディープインパクト 金子真人ホールディングス 池江泰郎 (栗東) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 14戦12勝 [12-1-0-1] 14億5455万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 10勝 7勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 85.7% 100% 100% |
代表的な勝ち鞍 | 06’有馬記念、06’ジャパンカップ |
- 言わずとしれたアイドルホース。
相手関係がぬるかったのは否めないけど、
レースの内容も悪くないし、
インパクトは抜群。
競馬界への影響も考えたら
間違いなく上位だよな。 - 天皇賞は痺れた!!!
クラシック三冠は横綱相撲だったけど、
古馬になってからも衰えなかったし、
ファンを魅了する戦法とスタイルは圧巻だったな〜
ランキング第2位はディープインパクト。
当時「走っているというより、飛んでいる感じ」と武豊を唸らせた怪物馬。
今は亡きレジェンドホースだが、多くの競馬ファンを虜にしたのはもちろん、競馬を知らない人にまでその名を轟かせたのは間違いない。
まず強さの理由を説明するなら、ディープインパクトが史上2頭目の「無敗の3冠馬」だというところから始めよう。
1頭目は1984年のシンボリルドルフ、それ以来、実に21年ぶりの記録で3冠目となる菊花賞ではめったに起こらない「単勝元返し」すら起こるほどだった。
稼ぐ事を目的とするギャンブルの競馬がこの時だけは「応援するスポーツ」になっていたと言える。
そんなディープインパクトが凱旋門賞を制覇する事を夢見たファンも多かったが、残念ながらその結果は3着。
その後、当時禁止薬物とされていたモノが体内から検出されて失格となってしまった。
しかし、日本に戻ってからのジャパンCと有馬記念を連勝し、有終の美を飾ったディープインパクト。
この有馬記念で「ディープが今翼を広げた」や「間違いなく翔んだ」など、そして忘れもしない「最後の衝撃!これが最後のディープインパクト!」の実況は今でも鮮明に覚えている。
1位:あのディープインパクトより強い馬!「イクイノックス」
馬名 馬主 調教師 | イクイノックス シルクレーシング 木村哲也 (美浦) |
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生涯成績 生涯獲得賞金 | 10戦8勝 [8-2-0-0] 17億5655万円 |
重賞勝利数 G1勝利数 | 7勝 6勝 |
勝率 連対率 複勝率 | 80% 100% 100% |
代表的な勝ち鞍 | 22’有馬記念、23’ジャパンカップ |
- この馬以外考えられない。
競走成績・獲得賞金・レースぶり
どれで見ても最強馬で
間違いないっしょ - イクイノックスで競馬ファンになりました。イクイノックスのレースを見ていると、
他に勝てる馬っているの?
と思ってしまうくらい
圧倒的だったのでこの馬を選びました - 世界ランキング1位だし、
問答無用で良いと思う。
競馬歴2桁の古参だけど、
流石にイクイノックスを超える馬はいないかな
輝かしいランキング1位に輝いたのは、イクイノックス。
キタサンブラックの初年度産駒にして最高傑作と言われている。
そのキャリア10戦全て連対、G1を6連勝などの記録に目が行きがちだが、その中で最も我々に衝撃を与えたのは2023年の天皇賞・秋。
勝ちタイム1分55秒2は芝2000mの世界レコード、同条件の記録が更新されたのはなんと24年ぶりだった。
このタイムが出たのは前半から飛ばしてペースを作ったジャックドールとガイアフォースの2頭がお膳立てしたのが要因だと言われている。
しかし、好位の3番手追走で前半5ハロン57秒7のペースから後半を推定56秒台で勝ったイクイノックスはまさに最強の一言がふさわしい。
年度代表馬はもちろん、ワールドベストレースホースランキングでも1位に選出されたイクイノックスが歴代最強馬と言える。
歴代最強馬まとめ
トップ10!!!
- 10位:ウォッカ
- 9位:テイエムオペラオー
- 8位:サイレンススズカ
- 7位:シンボリルドルフ
- 6位:エルコンドルパサー
- 5位:キタサンブラック
- 4位:アーモンドアイ
- 3位:オルフェーブル
- 2位:ディープインパクト
- 1位:イクイノックス
以上が歴代最強馬のランキングトップ10だが、読んだ方の思う最強馬はランキングに入っていただろうか。
競馬市場は年々大きくなっていて、そのノウハウも進んでいくのでこのランキングもさらに更新されていくかもしれない。
今後もこのイクイノックスを含む10頭の記録すらも超える馬が出てくるのを期待して、競馬を楽しんでいこう。